コラム - 組織のルール

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組織のルール

マーケティング3.0~なぜ、組織の価値観を共有しなければいけないのか?

タイトルを見て、「マーケティング3.0?なにそれ?

その前に、2.0とか1.0ってあったの?そんなん聞いたことないけど・・・」。

そんなふうに思われた方もいらっしゃるかもしれません。


マーケティングというタイトルをつけてはいますが、内容は、組織論です。

多少、マーケティング的要素も入っているかとは思いますが。


昨日、とある企業で管理者の方々への教育をさせていただきました。

そこで、「上司として、自部署をまとめていくために、必要なことはなにか?」

というテーマで話し合っていただきましたが、そこで挙げられた答えの一つに

次のようなご意見がありました。


「メンバーのベクトルを合わせるために、チームとしての価値観を共有する」。


価値観とは、どんな考え方やどんな行動を大事にするかということ。

それを共有することは、本当にチームをまとめる上で大事なことです。


なぜ、そんなに価値観の共有が大事なのか?

「メンバーのベクトルを合わせるため」というのももちろんです。

その他にも、思いつくことはいろいろあるでしょう。


私は、企業単位で社員が価値観を共有することが、今まで以上に重要に

なってくると考えています。

なぜなら、これからは「マーケティング3.0」の時代だからです!



マーケティング3.0とは、

マーケティングの大家、フィリップ・コトラー、ヘルマワン・カルタジャヤ、

イワン・セティアワンらによって提唱された概念です。

(私が考えたものではありません。念のため・・・)


3.0ということは、その前に1.0、2.0があるのですが、

簡単に概要でお伝えすると、次のようになります。


製品が中心で機能的価値が求められたのが「マーケティング1.0」。

消費者からすると「この製品にはこんな機能があるから、欲しい!」って時代ですね。


それに加えて情緒的価値が重視されるのが「マーケティング2.0」。

「こんな機能があるから、欲しい」だけでなく、

「この製品、カワイイから欲しい」とか、「センスがいいから欲しい」という時代。


で、製品やサービスを通じた社会的価値がより重視されるのが「マーケティング3.0」。

消費者としては、「この機能があるから欲しい」、

「センスがいいから欲しい」だけでなく、

「この製品は、世の中にこんなに役に立っているのだから欲しい」と

考える時代なわけです。


企業に対しても、「この会社は、世の中にこんなにいいことをしている。

だから、この会社の製品を率先して買いたい」と考えるのです。


そう考えると、企業として大事なことは、

「うちの会社はこんな考えを大事にしている会社で、こんな活動をしています」

という価値観を伝えて、その価値観にどれだけ共感してもらえるかってことになります。

これが、マーケティング3.0時代のキーポイントになるわけですね。


で、なぜ、社員として価値観を共有することが大切なのか、ということですが・・・。

企業が、「うちの会社は、こんなこと大事にしている会社です」と

お客様に訴えていながら、実は、組織の内部では、

社員が、全然そんなこと大事に考えていないってのでは、意味がありませんもんね。

いずれお客様にもそれが伝わってしまいます。

化けの皮が剥がれてしまうってことになります。


だからこそ、チームのベクトルを合わせるだけではなく、そういう意味でも、

社員が価値観を共有することが大切になってくるというわけです。

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