コラム - 人材育成のルール

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人材育成のルール

叱ってふさわしい人間になる

2月5日、人間ドックを受けてきたんですが、
いやぁ、参りました・・・。


50歳過ぎると、いろいろ出てくるとは、
多くの方に、言われていたんです。

が、まさか本当に自分も
そうなるとは思ってもいませんでした。

自分だけは特別だと思っていたんです・・・


やっぱり本当に50歳過ぎると、
いろいろ出てくるもんなんですかねぇ。


毎年、人間ドックは受けていて、
昨年までは、問題となるような結果は、
一つもなかったんです。


それが、50歳過ぎて初めての人間ドックで、
今まで言われたことのなかったことを、
いろいろ言われてしまいました(T_T)


かなりへこんでいます。


とにかく言われたのは、血圧の高さ。


異常に高いってことで、
診断結果を説明してくれた先生からは、
かなり深刻な顔つきで話を聞かされました。

数値は、恥ずかしくて言えないぐらい・・・。


血圧の数値が正常か異常かを示す図が
あるんですが、高いほうは
その図の枠からはみ出していました(>_<)


昨年までは、正常値だったんだけどなぁ。


今まで、一度も血圧高いなんて、
言われたことなかったんだけどなぁ。


先生には、
『40代の暴飲暴食のツケが
出てくる年になったってこと』、
なんて言われてしまいました。


周りの人からも、
「普通、こんな血圧が高かったら、
めまいや頭痛がするはず」って言われて、
どうも、それ以来、体調が優れない気が
するんですよねぇ。


で、その説明してくれた先生曰く、
血圧を下げるために、気を付けることは、


「一つ、ラーメンのスープは、最後まで飲まない」、

「一つ、ご飯は、早食いせず、よく噛んで食べる」、

「一つ、塩辛いものは避けて、薄味になれる」

ってことでした。


ちなみに、私、ラーメンのスープは、
完璧に最後の1滴まで飲み干す主義です。

あっ、主義でした。


食事を残すことは、
学校教育でも家庭内の教育でも、
「悪」でしたからね。

それに、スープを飲み干すのが、
作ってくれた人に対する礼儀だと
思っていました。


ちなみに、先生に言われて以来(2月5日以降)、
ラーメンは、一杯も食べていません。

ただ、ラーメンを食べないようにすると、
困るのは、お昼ご飯ですね。

お昼に今までどんだけラーメン食ってたんだ、
ってくらいに、昼食をどこで取るか、
悩ましいです。


週に3回くらいは、お昼にラーメン、
食べてたんじゃないかな。


ラーメン以外にお昼ご飯を
さっと早く済ませられるところが
なかなかありません。


それと、食べ方も変わりました。

めちゃくちゃ噛んで食べてます。

噛み過ぎて、食べているうちに、
食べるのが面倒になってくるぐらいに、
噛んで食べてます。


最近は、飲み会でポテトフライとか、
出てきても、いっさい手を付けなくなりました。


と、ふと気づいたわけです。

「ラーメンのスープを飲むな」
「よく噛んで食べろ」
「薄味に慣れろ」

先生に言われたこれらすべてのこと、
私の家内からずっと言われていたことだって!

もうほぼ完コピのように、
家内が私に言い続けていたことと、
先生に言われたことは同じなわけです。


せっかく家内は、医者と同じことを
言ってくれていたのに、
私はまったく聞く耳、持っていませんでした。

「大丈夫!ジョギングしてるし!
運動してれば、その分食ったって問題なし!!」

と吹っ切っていました。


で、さらに、ここで思うわけです。

家内から言われていても、
全く行動は変わらなかった。

しかし、先生から言われたら、
人間が変わったように、行動が変わった。

この違いはなにか、と。


ひとつは、私自身の危機意識が
強まったことはあるでしょう。

「このままいったら命の危険」
ってくらいに言われちゃいましたから。

もうひとつは、やっぱり権威性ってやつですね。

嫁には、権威がなく(嫁よ、ごめん!)、
医者には、それを言って人を動かせるだけの
権威があるということ。

これが大きいのではないかと思うわけです。

「何を言われるか」ではなく、
「誰に言われるか」が大事ってことですね。


先日(2月17日)も、ほめ方・叱り方なんてテーマで、
管理職向けに話をしましたが、
部下にしてみたら、「誰から叱られるか」が
大事なんだってお伝えしていたところです。


「あいつにいろいろ言われても聞きたくない」
って上司に対して、部下が思っていたら、
どんなに論理的に正論で叱ったとしても、
聞き入れてもらえないです。


上司としては、
叱っても聞いてもらえる資格(権威性)が
自分自身にあるかどうか、
ちゃんと自らを客観視しておく
必要がありますね。


部下に対して、
「お前は、マナーがなってない!
もっとTPOをわきまえた振る舞いをしろ!」
って叱っても、その上司自身が、
部下の前で、タバコのポイ捨てしてたりしたら、
そらまぁ、「マナー」についていうだけの
資格はないわけです。


これ、叱るだけじゃなく、褒めるってことにも
当てはまります。

「あいつに褒められてもうれしくもなんともない」
って思われていたら、褒めても効果なしです。

あの人に褒められたらうれしいと思われる、
これが大事。

内容に気を付けるのではなく、
まずは、褒めて嬉しく思ってもらえる自分で
あるかどうか、それが重要なポイント
だと思うのです。


ということで、健康診断の結果を受けて、
かなりへこんでいますが、
まぁ、いいタイミングで言ってもらえたと
感謝し、ダイエットに励もうと思います。


あっ、それから今後は、
嫁のいうことちゃんと聞きます。


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