コラム - 人材育成のルール

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人材育成のルール

論理的思考を鍛えて、会議で「おぉ!」と言わせる方法

スターバックスが、3月15日に新しく出したコーヒーで、

「ブロンド」というのがあります。

まだ飲んだことはありません、というか、私はスターバックスに行っても、

キャラメル・マキアートしか頼みません。


このブロンドという商品、スターバックスにとっては、

常識を覆すというか、かなり挑戦的な商品らしいです。


従来スターバックスは、深煎りのダーク、中深煎りのミディアムと、

濃いコーヒーしかありませんでした。

創業以来、40年以上深煎りコーヒーに絞り込んで販売してきたんですね。


が、今回の新商品「ブロンド」は、中煎りで、

今までのスタバのコーヒーより浅めの焙煎なのです。

スタバックスコーヒージャパンのCEO関根純氏曰く、

「2つ提案することで、お客様の選択肢が広がる」とのこと。

それによって売上アップにつながるだろうという想いがあるようです。


また日本マクドナルドは、スタバとは逆に、

深煎りコーヒー、「プレミアムローストコーヒー」を

新商品として打ち出してきました。


と、ここまで、スタバとマクドの新商品の話をしてきたわけですが、

決して「ステマ」ではありませんので、

念のため、そのことはお伝えしておきたいと思います。

※ステマ=ステルス・マーケティングの略
 →http://ameblo.jp/consul-k-ui/entry-11198446533.html


前置きが長くなりましたが、論理的な思考を鍛える方法です。

このスタバとマクドの2社の新商品、

もし、あなたが、それぞれの新商品の位置づけを

図に描くとしたら、どのように描かれるでしょうか?


テレビや新聞などで新商品発売の話を見聞きしたら、

ぜひ、頭の中で次の質問を自問自答してみてください。


「この商品は今までと何が違っていて、どういう位置づけの商品だろう?」

もしくは、

「縦軸にどんな軸を取り、横軸にどんな軸と取ると、

図として表すことができるだろうか?」と。


こうしたことを繰り返していくと、会議などで、

いろいろな意見が出た時など、

『縦と横にどんな軸を取れば、これらの意見を整理できるだろう』

と考えられるようになります。

そのうえで、縦・横の軸を設定して、さっと、ホワイトボード上に、

図式化して、意見を整理していくことができるようになります。


会議の場で、こんなことができれば、

きっと、「おぉ!」って言われることでしょう。


ちなみに、こうした縦横の軸を設定して表すのを

ポジショニングマップと言います。


先述のスタバとマクドのポジショニングを考えるとしたら、

どんな軸が使えるでしょう?

テレビ(WBS)でも金沢大学の広瀬幸雄教授の

ポジショニングマップとして紹介されていましたが、

縦軸にコク(深い、軽い)、横軸に焙煎度合い(浅、中、中深、深)

を取るとそれぞれの位置づけが図式ができて、分かりやすくなります。


スタバの従来商品、「ダーク」はコクは深い・焙煎度合いは深煎り、

「ミディアム」はコクは深い・焙煎度合いは中深煎りに位置し、

新商品の「ブロンド」は、コクは深い・焙煎度合いは中煎りに位置します。


マクドの新商品「プレミアムローストコーヒー」は、

コクは軽い・焙煎度合いは中深煎りあたりでしょうか?


というように、縦・横の軸を設定して整理することを、

意識してみましょう。

きっと、論理的な思考を鍛えていくことができるはずです。


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