コラム - 経営者へのラブレター

love_letter

経営者へのラブレター

新年のご挨拶~今年はどんな年になるか?

2022年が明けました。
KPCの宇井です。

今年も何卒よろしくお願いいたします。


あなたに、更にお役に立てる情報を
このブログを通してお伝えしていこうと
気持ちを新たにしております。

今年もよろしくお付き合いください。


さて、今年はどんな年になるでしょうか?

世の中、変化が激しい時代と言われて久しいですが、

個人的には、色々な価値観や定義の変化が、
より強く感じられる年になるのではないかと考えています。


たとえば、「いい会社」の定義。


「儲けている会社こそがいい会社」
という価値観はかなり薄らいでいるとは思います。

もちろん、企業にとって売上・利益は大事。

売上を上げている、利益を出せている会社は、
いい会社であることには間違いないのですが、

どんな考え方で、どんなことをして、
売上・利益を上げているのかが

今まで以上に強く問われるようになると思います。


また、その上げた利益を何に使っているのか、
使おうとしているのか、

株主だけでなくあらゆるステークホルダーから
注視される時代になると思います。


「会社が利益を上げる目的」とか
「会社の存在理由」ですね。


このあたりの価値観、
以前から徐々に変わってきていると思います。

今年は、それがメディアなどでもクローズアップされ、
社会全般で共有されてくるのではないかと思うのです。


本来、「会社」は
「今よりも良い社会(しゃかい)をつくるため」
に存在するもの。


良い会社とは、

「より良い社会(しゃかい)の創造に
貢献している会社(かいしゃ)」

のはずです。


が、その「良い社会(しゃかい)」の定義が
変わってきています。

ですから、「良い会社」とはどういう会社なのかが、
今まで以上に社会全般で問われるようになると思うのです。


今年は、
「会社の目的」、「存在意義」、「使命」、「パーパス」
なんて言葉をメディアで多く目にする年になるでしょう。


会社自身も、自らの存在目的を
定義しなおさなければならなくなるかもしれません。


いずれにしろ
「売上上げろ!」「利益を出せ!」とばかり言っている
経営者・管理者は時代遅れの産物になってしまいます。


あとはどうでしょう。


「働く」ことの価値観も変わってきています。

組織に縛られる働き方というのは、
今後どんどん薄らいでいくと思います。

副業や起業もその一つ。

ですが、その程度ではなく、

たとえば、Aさんが「こんなことを事業化したい」と
考えたとしましょう。

その事業を行うにあたり必要な人材をネット上で募る。

「こんなことをやろうと思っている。
こんな能力を持った人材が必要。
一緒にやりませんか?」と。

「この指と~まれ」って感じです。


決して、自分が所属する企業の中だけでの
募集ではありません。

それに応じたAさんの眼鏡にかなった人が、
チームのメンバーとなり一緒に事業を進める。


既存の組織など全く関係ありません。


そんなことが独立開業している人だけでなく、
企業に属していたとしてもできる。

こうした自由な働き方が可能な時代に
なっていくのではないかと思うのです。


実は、これ、私が独立した20年前の
2002年に言ってたことなんです。

その時は、「一つの企業の中で、組織を越えて」
という前提でした。

部署を越えて、「こんなことやりたい」という人が、
社内でメンバーを募り、仕事を進める、という。

だから、今後は、アイデアを出せる社員、
スキル・能力を持っていて、他者から必要とされる社員しか、
組織の中では生き残れない、
なんてことを言ってました。


ところで、

なぜ、こうした価値観の変化が
加速しているのでしょう?


全く個人的な見解ですが、
さまざまなデータが分析されるようになっているから
かなと考えています。


いわゆるビッグデータが分析され、
色々なものごとの相関関係が明らかに
されているからかなと。


1月3日の日経新聞の1面記事では、
「社員の幸福感」と「売上高」の相関が
分析されていました。

社員の幸福感が低いとその会社の売上も低くなる。

なんとなくそれはそうだろうと思うわけですが、
それがちゃんとデータで示される時代なのです。


同じ記事の中では、
生産性が高くイノベーションを生む職場と
そうでない職場は、社員の心理的安全性と
大きな相関があるとも書いてありました。

心理的安全性は、
「自由にものが言えたり、組織に認められて安心感を
覚えたりすること」です。

もちろん、心理的安全性が高い方が、
生産性が高くイノベーションを生みやすくなります。


あとは、仕事への熱意の強さと
生活満足度の相関は高いそうです。

ちなみに米ギャラップの調査では、
日本における「熱意を持って仕事をする社員」は、
なんと5%とのこと。

アメリカが30%超、北欧諸国は20%前後。

5%とは・・・(T_T)

でも、これ、まじでうちの会社の
ビジネスチャンスを感じました!

(熱意を持って仕事ができる組織の仕組み構築支援、
ぜひ、お声がけください!
ご提案させていただきます(^^)/)


他にも次のような相関が明らかになったら、
価値観が変わりそうな気もします。

残業時間と売上高の相関、
SNSのともだちの数と幸福度の相関、
スマホ使用時間と年収の相関、
苦労したと思う経験の数と能力の相関、

等々


2022年一発目は、徒然なるままに書いてきました。


マクロ的観点で、
どんな年になるかってことを書いてきましたが、

ミクロ的には、
どんな年にしていきたいかが大事ですね。

では、今年も何卒よろしくお付き合いください。


カテゴリーに関連するおすすめ記事

この記事のカテゴリー から関連する記事を表示しています。

ハッシュタグに関連するおすすめ記事

この記事のハッシュタグ から関連する記事を表示しています。

経営課題を共に解決。

社内研修/コンサルティング依頼や
その他経営に関する様々なご相談は、
以下のお問い合わせフォームから
お気軽にご連絡ください。

お問い合わせ