コラム - 経営者へのラブレター

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経営者へのラブレター

問題解決力を高めるマジックワード“絞る”

冒頭のあいさつ文でもお伝えしましたが、
今週は月曜日・火曜日と
北海道の中小企業大学校旭川校での仕事でした。

旭川は既に雪が降り、積雪もして、
北海道の冬を少しだけ感じてきました。


今回、仕事は月・火だったのですが、
せっかく北海道に行くってことで、

土曜日に北海道には移動し、
札幌で一泊。


新千歳空港に着き、札幌に移動し、
ホテルでチェックインしていたら、

テレビからは、
「北海道で新規感染者が急増している」
とのニュースが・・・


フロントにおいてあった北海道新聞も、
「コロナ急増」という見出しが・・・


部屋に入りテレビを点けたら、
やっぱり「札幌で新規感染者数過去最高」
という札幌市長の会見が・・・


目に耳に入ってくるのは、
コロナ急増のことばかり・・・。


せっかく札幌で一泊するために、
一日早く北海道入りしたのに・・・。

すすきの界隈で夕食を取ろうと思っていたのに・・・

いえ、コロナ関係なく、
接待を伴うようなお店には入りませんよ。


出張先で、その地方地方の歓楽街を
歩くのが好きなんです。

その土地の活気が感じられるし、
特に何が目的ってわけでもありませんが、
とにかく歓楽街を歩くのが好きなんです。


が、今回は諦めました。

すすきのに足を踏み入れることは断念。

本当に早くコロナが落ち着いて、
気持ちよく、街中を歩ける日が早く来てほしいものです。


と、申し訳ありません、随分前置きが長くなりました。


今回のテーマは、

『問題解決力を高めるマジックワード』


です。


中小企業大学校旭川校では、

「ファシリテーション研修」の講師を務めたのですが、

内容は、

「会議をいかに効率的かつ効果的に進めるか」

というもの。


会議で議事進行役を行うのは、
人材育成にもってこいだと思っています。


なぜなら、会議の議事進行役には、

・コミュニケーション力、言語力(国語力)

・人間関係構築力

・論理的思考・ロジカルシンキング力

・プレゼンテーション力

・問題解決力

等々

ビジネスに求められる多くの能力が
求められるからです。


特に問題解決力は必須の能力。


問題解決の基本を学んだ人が、
会議の議事進行役をやれば、
それなりに会議はうまくいきます。

しかし、問題解決の基本を学んでいない人が
議事進行役をやると、これがなかなか
うまくいかなくなる。


では、どうしたらその問題解決力を高められるのか?


いくつかポイントはあります。

挙げると、

・問題解決ステップを理解する

・“絞る”という概念を持つ

・データ・事実で語る

・目的と手段を区分けする

等々


その中でも、私が一番推したいのは、

『“絞る”という概念を持つ』

です。


もし、会議で次のようなテーマで議論しているとしたら、、
なかなかいい会議になりません。



例えば、営業系であれば、

『なぜ売上を上げられないのか』

『どうしたら売上を上げることができるか』


製造系であれば、

『なぜ、良品率が低下しているのか?』

『どうしたら良品率を高められるか』


総務系であれば、

『なぜ残業時間が減らないのか』

『どうしたら残業時間を減らすことができるか』


技術系であれば、

『なぜ設計変更件数が増加しているのか』

『どうしたら設計変更の件数を減らすことができるか』

等々・・・



「いやいや、このテーマのどこがまずいの、
普通にやってるよ」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。


確かに、こうしたテーマそのものは存在するでしょう。

しかし、このテーマそのままに議論してしまっては、
うまくいかなくなるケースが圧倒的に多いのです。


上記テーマであれば、議論をする前に、
やっておかなければならないことがあります。

そうです。


“絞る”

です。


例えば、売上に関するテーマであれば、

『なぜ?』『どうやって?』

を議論する前に、

「客数が減っているのか、客単価が減っているのか?」

「客数であれば、新規のお客様が減っているのか、
 既存のお客様のリピート回数が減っているのか?」

「客単価であれば、買上個数が減っているのか、
 商品単価が減っているのか?」


更には、

「特に売上が低いのはいつか?」

「特に売上が低いのはどの客層か?」

「特に売上が落ちているのはどこの地域か?」

「特に売上が落ちているのはどの製品か?」

等と言って絞っていくのです。


設計変更件数の低減がテーマであれば、
同じように、

「特に設計変更が多いのはどの製品か?」

「特にどのような設計変更が多いのか?」

「特に誰が多いのか?」

等と絞っていきます。


なお、ここはデータを用いて絞れると、
会議は効率的に進みます。


議論としては、こうして絞ったうえで、

例えばですが、

「なぜ、○○地域における××業種のお客様への
△△製品の売上が落ちているのか?」

等と進めていくのです。


「なぜ、売上が落ちているのか?」

ではなく、

「なぜ、○○地域における××業種のお客様への
△△製品の売上が落ちているのか?」

です。

この違いは非常に大きい。


「なぜ?」と要因を考えるにあたって、
そこの絞った部分についてだけの「なぜ?」を
考えればいいわけです。

ですから、より具体的なアイデアが出ますし、
意見の対立も少なくなり、合意形成も早くなります。



そして、様々な要因が挙げられたら、
その挙げられた要因の中から「真因」に絞る。

そして、絞った「真因」について
対策をたくさん挙げて、
その挙げた対策の中から優先順位をつけて、
絞り込み、実践につなげていく。


とにかく絞るという概念を持つ。

私自身が、この絞るという概念を持つようになってから、
非常にコンサルティングも上手くいくようになったと
実感しているところではあります。


追伸①:
中小企業大学校での
「ファシリテーション研修」は、
来年2月に広島校でも開催予定です。


・日時:2021年2月9日(火)・10日(水)

・詳細・申込:https://www.smrj.go.jp/institute/hiroshima/training/sme/2020/favgos000000druj.html



追伸②:

KPC通信9月25日号では、
「ダメな組織には問題がない・・・」
と題して、概略次のことをお伝えしました。



『問題解決力のあるリーダーの組織は、、

問題はあって当たり前、どんどん炙り出して、
解決していこう。

その問題解決が組織力を高める、

となるが、逆に問題解決力がないリーダーは、
問題が出てしまうことを恐れる。

なぜなら、自らの問題解決力のなさが
露呈してしまうから』


全文はこちらから

http://ui-kpc.com/index.php?blog%2F2020-09-25


その文末に問題解決力を高める方法について、
改めてお伝えします、と書いておりました。


それが今回の内容になります。


ただ、絞るという概念を持つが、
全てではありませんので、
改めて他の問題解決力を上げるポイントも
お伝えしていきたいと思います。


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