コラム - 経営者へのラブレター

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経営者へのラブレター

ゲーミフィケーション!?意味を見出せば人は動く

「あぁ~、やる気、起こらんわぁ~」

「やらなきゃいけないのは分かるけど、どうも気が乗らない」

「(やらなきゃ、やらなきゃと思いつつ)あぁ、もうこんな時間かぁ、何やってんだ、おれ(わたし)?」

なんてことありませんか?

多かれ少なかれ、あるんじゃないでしょうか?

常にモチベーションが高そうに見える人でも、意外に一人になると、

こんなことで悩んでいたりするものです。

って、勝手に自分で自分を慰めているところはありますが・・・。


そんな時、あなたなら、どうしますか?


いろいろと自分なりのモチベーションアップ術はあるんじゃないかと思います。

私の場合は、一人でこもって資料作りなどの仕事をしていると、

なんか気持ちが乗らないというか、行動力が低下することが多いのですが、

そんなときは、ファミレスや近くのカフェに行くんです。


すると、不思議や不思議、人が変わったように資料作りに集中できて、

効率の面でいったら三倍ぐらい違うんじゃないかって感じです。


他には、「世の中に、今、自分と同じことをしている人はいっぱいいる、

その中で俺が一番がんばってやる!」って思ったり。


たとえば、今なら、「世の中にメルマガ書いている人はいっぱいいる。

けど、その中で俺が一番がんばって書いてやる!」ってところです。


いずれにしろ、組織において、社員のやる気をいかに高めていくかは、

非常に大きな課題になっています。

よく言われることですが、経済の成長率が高い時代であれば、昇給やボーナスなど

金銭的な報酬で社員のやる気を引き出せました。

しかし、今はなかなかそのようにはなりにくいところがあります。


そのなかでいかに社員のやる気を高めていくのか?

この課題に対するひとつの考え方(概念)・手法が注目されつつあります。


「ゲーミフィケーション」

と呼ばれるものです。


「ゲッ、ゲーミフィケーション?なんだ、それ?」と

思われたかもしれません。

まだ世の中であまり知られているものではないでしょう。


簡単に言えば、

「仕事に限らず、行動にゲーム性を持たせること、

それによって人の行動をよい方向に促していくこと」

です。

井上明人著「ゲーミフィケーション<ゲーム>がビジネスを変える」NKH出版によると、

ゲーミフィケーションとは、「ゲームの要素をゲーム以外のものに使う」と書いてあります。


具体的にどんなものかというと・・・、

会社としては改善提案を出させたいけど、

なかなか社員が出してくれないというケースがあったとしましょう。

そんなときに、ゲーミフィケーションを応用するとこうなります。

たとえば、3人一組でチームを作り、改善提案を出したチームにポイントが与えられるようにします。

チーム対抗戦とし、どのチームがどれぐらいのポイントを獲得しているのかを、

常に目で見て分かるようにします。

決められた期間中にもっとも多くポイントをゲットしたチームが優勝。

と、まぁ、単純です。

が、ゲームの要素を組み入れているということですよね。

もちろん、これがすべてのやり方というわけではありません。


それと、ひょっとすると、

「そんなこと、うちの会社で前からやっているよ」って、

言われるかもしれません。


そうなんです。

ちなみに、上記の改善提案の例は、私がゲーミフィケーションなんていう

概念を知る前にクライアント先でやっていたことです。

が、従来からあることであっても、それが概念化されて、名前がつけられると(しかも英語で)、

なんだか新しい概念のように受け取られて、浸透していくということってありますよね。

ゲーミフィケーションも、そんな感じになるかもしれません。

ちなみに、ここにきて急速に広がりをみせている背景の一つとして、

先述の井上明人氏の著書によれば、

「センサー技術が発展してきて、なんでも簡単に計測できるようになってきたから」

ということがあるようです。


さらに、私個人的には、次の人間心理に着目して、

ゲーミフィケーションを捉えています。

「人は、行動に意味を見出せれば、やる気を高めて行動する」。


前述の「改善提案」の例でいれば、「改善提案」を出すことに

意味を感じられなければ、やる気は高まりません。

「改善提案出したって、意味ないじゃん!」では、行動は起きませんもんね。

しかし、改善提案を出せば、チームにポイントが与えられる、チームに貢献できる、となれば、

それが改善提案を出す「意味」になるわけです。

本来、改善提案を出す意味は、「仕事の効率化によって利益を高めること」ではあるはずです。

ですから、本来の意味とは違った意味が付与されることになってしまうのですが、

行動は促されるということです。

それが是か非かはおいといて。


そんなゲーミフィケーション的な要素も盛り込みつつ、営業チームを変革して、

売上アップを実現するプログラムの説明会とショートセミナーを開催します。


「営業チーム変革プログラム説明会&ショートセミナー」

http://ui-kpc.com/index.php?go=sM614u

・売れない営業マンを売れる営業マンに変える○○力

・組織力を引き出す営業会議の開き方

・目標を実現するハード(+ゲーミフィケーション)とソフトの両輪を揃えるには

などについて、

1時間半のショートセミナーでお伝えし、

その後、45分ほどでプログラムの導入説明会を行ないます。

詳細はこちらをご覧ください。

http://ui-kpc.com/index.php?go=sM614u


ちなみに、うちの小1の息子に、「勉強した時間だけ、3DS(ニンテンドーのゲーム)やっていい」

というルールを設定し、見える化したら、やたら勉強するようになりました。

ここ数日のことですので、まだ長期的な効果は証明されていませんが・・・。

ご質問などありましたら、本メールの返信で結構ですので、お気軽にご連絡ください。

参考

クローズアップ現代 ゲームが未来を救う!?広がるゲーミフィケーション

http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3147

ゲーミフィケーションの概略について分かる8分ぐらいの動画があります。

しかし、この動画に出てくる営業マンは、こんなことで喜んでないで、

もっと営業スキルを磨くべきだと思うなぁ。

あまりにも商談がヘタ!

こんな営業マンを売れる営業マンに変える内容を

「営業チーム変革プログラム」は含んでいます。


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