今やっていることから、ちょっと違ったことをやってみる
エアウィーブという低反発のマットレスをご存じでしょうか?
フィギュアスケートの浅田真央選手が愛用して、CMキャラクターになったことでも
話題になったとのことです。
が、私はぜんぜん知りませんでした。
高反発で体圧を分散し、通気性にも優れているようです。
このエアウィーブ、通常の低反発マットレスはウレタンが使われるところ、
ポリエチレン樹脂を使い、その樹脂をひも状に絡めることで、強い反発性を生み出しています。
大ヒットしているエアウィーブですが、
これを作っている「株式会社ウィーヴァ ジャパン」は、従来から寝具、マットレスを
製造していた会社ではありません。
旧社名が、(株)中部化学機械製作所といい、2004年までは、
釣り糸の製造装置を作っていました。
それが釣り糸需要の低迷により業態展開を迫られ、今の業態になったということです。
高岡社長曰く、「釣り糸は素材は違うが、同じように細い糸を引き出し作る。
機会としての構造は似ている」とのことです。
自社の強みや能力を活かして業態転換を図った成功事例でしょう。
きっと社員、経営層がいろいろなアイデアを出し合う場を
何度も何度も持ったのではないかと思います。
(出来れば業態転換を迫られる前に)
次のテーマに基づき、少しずつ「自分たちの出来ること」を
広げていく努力をしていくことが企業の成長には必要なのです。
「いま、自分たちがやっていること、出来ていることを使って、
他に何かできないか?
成長分野である○○で何かできることはないか?」