祝ソフトバンクホークス優勝!~優勝の陰にロジカル・プレゼンテーションあり

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祝ソフトバンクホークス優勝!~優勝の陰にロジカル・プレゼンテーションあり

9月23日、プロ野球のパ・リーグは、
ソストバンクホークスが
4年ぶりの優勝を決めました。

開幕直後の4月4日以降、一度も首位を譲らず、
かつ優勝を決めた時点で
2位と11.0ゲーム差をつけての
圧倒的な強さでの優勝でした。


(これで、クライマックスシリーズ、
2位の日本ハムが勝ち上がり、
阪神タイガースと日本シリーズを戦ったら、
それはそれで、プロ野球の醍醐味だなぁと
ちょっと期待してたりします。
と、これは余談)


優勝後の9月25日付日本経済新聞に
ソフトバンクの優勝特集記事として、

「ソフトバンクV奪還の軌跡」と

題した記事が掲載されていました。

この記事を読んで、
「そうそう、やっぱり強い組織って、こうなんだよ」
と思ったことがあります。

と、同時に、前回のメルマガでお伝えした内容の
確かさを実感できました。

ちなみに、前回のメルマガ、
どのような内容だったかというと・・・

立浪監督の失敗の本質は、

「自分のカリスマ性を
過信しすぎたことではないか。

過信しすぎるあまり、選手にデータを
用いて論理的に説明することがなかったのでは・・・。

論理的に伝えるとは、
相手から「なぜ?」と「本当に?」の質問に
客観的事実・データ・事例を用いて答えられること。」

という内容でした。

「もしも立浪監督がマネジメント学んでいたら」


あと、またまた「ちなみに」ですが、
私、小久保監督が昨年10月に2軍監督から
1軍の監督に就任したとき、
優勝することを予言しておりました。
(と言ったら、ちょっと言い過ぎかな・・・(^_^;))

「こういう考え方の監督であれば、
間違いなく成果を出すだろう」と。

その時の内容はこちらから、
ご覧いただけます。

「仕事に美しさを求める」


めちゃくちゃ前置きが長くなりました!

ソフトバンクの優勝特集記事の内容です。

以下、私が記事の中で、
「強い組織はこれ!」と感じた箇所の抜粋です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『再建のキーマンとなったのは
米国でコーチ経験を積み、
3年ぶりに復帰した倉野信次投手チーフコーチだ。

春季キャンプイン前日の1月31日。

全体ミーティング後に投手陣を残すと、
データを見せながら、
ど真ん中に投げて安打を打たれる確率は
思うほど高くないことを伝えた。

与四球の多さは積年の課題だった。

22年はリーグ最多の474、
23年は2番目に多い451。

球威はあるのに、打たれたくないあまり、
際どいコースを狙いすぎる傾向があった投手陣に対し、
倉野コーチは恐れることなく

「とにかく(ストライク)ゾーンに投げよう」

「余計なボール球を減らそう」

と呼びかけた。

「必ずしもいいコースを狙わなくても打たれない、
というところから深掘りしていった」』

(以上)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いかがでしょう?

やはり、マネジメントをするうえで、
事実・データで語ることが大事だと
この記事からも分かります。


倉野コーチ、ちゃんとデータで伝えています。

以下のような伝え方ではないはずです。

倉野コーチ:とにかく四球を減らそう!
      四球を与えるとろくなことがない。
      とにかく(ストライク)ゾーンに投げよう!

ピッチャー:それは分かります。
      が、四球を減らそうとするあまり、
      ストライクゾーンに投げて、打たれて、
      より失点が膨らむのは避けるべきだと
      思うんですが・・・

倉野コーチ:つべこべいうな、
                     お前は、首脳陣の方針に従わないというのか?
                     そんな選手は、勝っても評価しない!
                     とにかく四球を与えるな!減らせ!
                      俺は、四球が嫌いなんだ。

ピッチャー:・・・。


リーダー(上司)は、自分自身のカリスマ性を過信せず、
客観的事実で部下を説得し、
部下の納得感を高められる説明(プレゼンテーション)が
できるようになる必要があります。

「なぜ、そうするのか?」の理由が、
リーダー(上司)の「好き・嫌い」という
情緒的基準であるなどもってのほかです。

部下:なぜ、これをやるのですか?
上司:なぜなら、私が好きだから。

とか

部下:なぜ、これをやる必要があるのですか?
上司:つべこべ言わずにやれ!

これでは、論理のかけらもありません。

リーダーの方は、ロジカルに部下に
説明する能力が求められるのです。

ロジカルに説明するためには、
ロジカルに対策を立案する能力が
求められます。

こうしたロジカルな問題解決スキル、
ロジカルなプレゼンテーションスキルを
身につけ、リーダーとして部下を心地よく動かし、
より高い成果を出していきたい方は、
ぜひ、ご一報ください。

あなたの実情に応じて
ご提案させていただきます。

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私の講師仲間の西野浩輝さんマーキュリッチ株式会社)を
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