コラム - 経営者へのラブレター

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経営者へのラブレター

自分を律するリーダーになる!

中小企業の社長さんで、たまに
会社の近くの喫茶店に入って、
雑誌を読んでいるのを見かけたり
することがあります。



管理者の方で、部署内で決まったことを、
忙しいからと言って、
自ら反故にしてしまう管理者の方が
いたりします。


どちらも、社員・部下に、仕事をするうえで、
「あぁ、この程度でいいんだ」と思わせしまう
ことだろうと思います。


いわゆる組織のリーダーと呼ばれる人が、
どれだけ自分を律することが
できるかによって、組織力は変わります。

組織のリーダーに限らず、
先輩社員も同じ。


社長にしろ、管理者にしろ、先輩社員にしろ、
社員や部下・後輩から、
「あの人はすごい。ここまでやるのか!?」と
思わせる存在になりたいものです。


以下、2012年6月の記事のリメイクです。

2004年から2011年は、落合監督のもと、
ドラゴンズの黄金時代でした・・・。
その頃に書いたものですので、
中日の低迷が続いている今となっては、
かなり違和感を覚えてしまいますが、
リーダーの在り方として、
読んでいただければと思います。


2002年にオリックスから中日に
移籍してきた平井投手が地元ラジオの
アナウンサーから、こんな質問を受けました。

「なぜ、中日投手陣は、毎年ハイレベルなのか?」

そのときの平井投手の答え・・・


「一番ベテランの山本昌さんが
最もたくさん練習しているから」


一番ベテランである山本昌が
一番練習していれば、それ以外の特に若手の
ピッチャーはたくさん練習せざるを得なくなる。

だから、中日の投手陣はレベルが高い、
ということなのです。

かなり説得力があります。


落合元監督も、以前、
NHKのスポーツ番組に出ていたときに、

相撲の八角信芳親方との会話の中で、
こんな話をしていました。

『一番上にいる立場の人が、
その部屋のね、一番稽古積まなきゃダメ。

そうしないと、
あっ、このぐらいの稽古で上にいけるんだ、

というのを弟子が思ったら、
稽古しなくなると思うんですよ。

これ、野球界も一緒なんです』と。


それに対して、八角親方も、
『そのとおりですね、ほんとにそうですね。
部屋頭というのは、やっぱり一番やるんだと、
引っ張っていくんだという気持ちに
ならなかったらダメですね。

下の弟子たちっていうのは、
あっ、あの程度の稽古で幕の内はいいんだと、
まぁ、うちの部屋の場合ですけどね』と
同調していました。


会社組織で言えば、どうでしょう。

マネージャー(管理者)ではなく、
プレイヤーの立場でいるメンバーの中で、
一番先輩の人間が、一番練習をする、
これ確かに大事ですね。


たとえば、お客様との打ち合わせに
臨むとき、その準備を一番先輩の社員が、
最もしっかりとしている、

プレゼンテーションも、
慣れているからといってしまうのではなく、
何度も練習をして、本番に臨む、

こんなふうであれば、
やっぱりその下の後輩社員たちも、
やらざるを得なくなるのではないかと思います。


ただ、大事なのは「あの人のようになりたい」と
思わせるような結果を、
その先輩社員が出していることですね。


「あれだけしっかり準備しているのに、
大した成果出せてないよね、あの先輩」って
言われてしまっては、
「がんばって、あの先輩のように練習しよう」と
いう気にならないでしょう。


山本昌のように200勝以上しているような
選手だからこそ、他のピッチャーも、
「昌さんのようになるためには、
あれだけの練習が必要なんだ」と
がんばって練習していたはずです。

以上、先輩社員の在り方をイメージして、
書いた記事ではありましたが、
最近、リーダーと呼ばれる方に対して、
もっとしっかり自分を律してほしいなぁ、
と思うときがあったので、
リメイクして再掲してみました。


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