コラム - 経営者へのラブレター

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経営者へのラブレター

仕事の目的で忘れがちなこと

先日、私のクライアント先でのことです。

営業部隊の管理者の方々を集めて、
ミーティングをしていました。



テーマは、「休眠客をどのように掘り起こすか?」。

ちなみに、休眠客とは、
「以前は、使ってくれていたけど、
最近使ってくれていない、
ご無沙汰になってしまっているお客様」のこと。

掘り起こすとは、
「営業マンが、訪問をして、もう一度
自社の商品・サービスを使ってもらう」
ように促すことですね。


そのミーティングの場で、
次の質問をしました、管理者の方々に。


「何のために、休眠客を掘り起こそうと
しているんでしょうか?」


返ってきた答えは、こうでした。

「えっ?何のためか?
そりゃあ、売上目標を達成するためだと
思うんですけど・・・」


確かに、分かります。

大抵はそう答えます。


しかし、仕事の目的を考える際に、
忘れてはいけないことがあります。


何か?



それは、「顧客の視点」です。


何のために休眠客を掘り起こすのか、
「自社の売上目標を達成するため」では、
完全に自分の視点だけでの
目的表現になっています。


それだけではなく、
「顧客に○○となってもらうため」と
考えたいのです。


ここでいう顧客というのは、
「お金を支払ってくる人」だけを
意味するのではありません。

自分のやった仕事を受け取って
活用してくれる人も含みます。



私のクライアント先の事例で言えば、
「売上目標を達成するため」だけではなく、

例えば「お客様に自社製品を使ったことに対する
安心感を与えるため」としたほうがいい。



「いやいや、それはあくまでも建前で、
本音のところは、自社の視点に
なるんじゃないですか?」と思われる方も
いらっしゃるかも知れません。

その通りです。

でも、建前でもやっぱり目的は、
顧客視点で考えておきたいのです。

何故なら、仕事の本質というのは、
本来、誰かを喜ばせるものだからです。

常に仕事をするときには、
この仕事を受け取ってくれる人は誰で、
その人は、この仕事に
何を期待してくれているのか、
と考えることが仕事の質を上げていきます。


ですから、一つひとつの仕事の目的を
考える際に、顧客視点で考える癖を付けることが、
重要なのです。


えっ、このブログを書いている目的、ですか?

そりゃもう、読者の皆様に
仕事の質を高めていただいて、
より楽しく仕事をしていただくためですよ!

決して、このブログを通じて、
受注につなげようなんて、
これっぽっちも思っていませんから!


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