コラム - 経営者へのラブレター

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経営者へのラブレター

もし、中小企業診断士に合格していなかったら・・・

平成12年に登録した
経済産業省登録の「中小企業診断士」。
 
今年が何度目かの更新の年だったんですが、
無事、更新をすることができました。
 

(昨日、登録証が届きました!)



診断士に合格してから、
もう20年近く経つとはなんか信じられないぐらい。
ちなみに、登録は平成12年(2000年)ですが、
2次試験に合格したのは平成10年(1998年)。

 
仕事の関係で登録が少し遅れてしまったんです。

 
ちなみに、平成10年と言えば、 
夏の高校野球甲子園大会で、
横浜高校の松坂大輔が活躍したあの年。

 
女性には目もくれず(?)、
試験勉強に明け暮れていた頃から
そんな月日が経っているんですね。

 
あの頃の診断士の2次試験は、
毎年10月10日と決まっていて、
真夏の暑い頃が追い込み時期だったんです。

 
試験勉強できることは幸せですし、
仲間もでき、また何より経営の知識が
身についていくことの喜びはあったのですが、
体力的には、本当にしんどかったことを覚えています。

 
たぶん、一生のうちの勉強時間の8割は、
あの頃に集中していたと思う。

 
で、診断士になれたわけですが、
つくづく最後まで諦めずに、
診断士に合格できてよかったと思っています。
 

(ちなみに、1次試験は平成8年(1996年)に
合格していたんですが、2次試験は2回不合格で、
3回目にして、やっと合格できたんです)
 

 
たまに、診断士を揶揄してこんなことを言う人がいます。

 
『中小企業診断士なんて、
 足の裏に付いたご飯粒だ。
 取っても食えない。
 けど、取らないと気になって仕方ない。』
 
ふざけんなって!<(`^´)>

お前、ホントに分かっとんのか、って話や!

 
ほんと中小企業診断士は、取れてよかったと思ってます。 

 
いくつかありますが、
一つは、経営コンサルタントとして独立した当初、
お客さんゼロでスタートしていたので、
とにかく営業に回らなければならなかったのですが、
まず回ったのが地元を含めた「商工会議所」。

 
「宇井」と言う人間が、独立しましたと言って、
営業に来られても、
「あっ、そうですか」ぐらいだと思いますが、
「中小企業診断士の宇井です」ってことだと、
とりあえず話は聞いてくれるんです。
 

商工会議所と診断士のつながりは、深いですから。

あとは、これは「診断士になれて良かったこと」と言うよりは、
「診断士の勉強をして良かったこと」って感じですが、
『論理的思考を脊髄まで叩き込まれたこと』ですね。
 

試験勉強をしていたのは、30代前半でしたが、
全く論理的な思考で仕事をしていませんでした。
 

診断士の1次試験はひたすら記憶して、
体系的に整理できていれば、なんとか合格できたのですが、
2次試験はそうはいきませんでした。
 

とにかく「論理的思考」で「一貫性を持って経営課題の対策」を
提案できなければ、合格できないようになっていたのです。
 

2年間、それに全く気付かず、苦しみましたが。
 

3年目にして、その論理的思考と言うのが、
理解できたときから、ある程度の問題には対応できるように
なり、目の前が開けた感があったのを覚えています。
 

間違いなく、これは今の仕事に活かせていることです。
 

あと、何より「診断士試験に合格できて良かった」ことは、
最後まで諦めずに、頑張り、目標を実現できた経験を
持つことができたことかな。
 

途中で諦めるという選択肢は、あの当時、
1mmも持っていませんでしたが、
やりきれた感はありました。
 

ただ、その反動であれからしばらく全く勉強を
しなくなってしまったのは、良くなかったです・・・(^^ゞ
 


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