コラム - 人材育成のルール

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人材育成のルール

祝 落合中日ドラゴンズ セ・リーグ連覇!!

祝 落合中日ドラゴンズ!セ・リーグ2連覇!!

昨日、中日ドラゴンズがリーグ優勝を果たしました。

8月ごろまでは、とても優勝できるなんて、思っていませんでしたが、
まさかこんな形で優勝するなんて。

全く打てない試合ばかりで、本当にイライラしっぱなしだったのに。

ただ、優勝したからってことではないですが、
落合監督なら、このままではないだろうなぁという期待はどこかにありました。


「落合、あかんわぁ」って言いつつ、でも「落合なら」と言う期待が。



●問題解決に必要な分析からの仮設設定

落合監督としては、チーム状態が低迷している時期に、
8月、9月、10月にどんな展開になるのかの予測がある程度あったのではないかと思えます。


これを可能にするのは、やはり自分たちの能力や状態の分析と、
他チームの状態の分析の深さによるものだと思います。


経営における問題解決もしかりですね。

自分たちの問題や課題、能力や環境を把握し、同時に外部環境を分析し、
そこから仮説を立てて、検証していく。

その基本を徹底して行なうことが成功への鍵なのです。


以下、8年前の落合監督1年目のキャンプのときに書いたブログです。


落合ドラゴンズの連覇を祝して(?)ここに転載しておきたいと思います。
2004年2月2日の記事です。

まだ「コーチング」が世の中にあまり認知されていなかった時代ですね。



●「落合博満的コーチング」(2004年2月2日の旧ブログ記事より)


今日の日本経済新聞スポーツ欄に中日の落合新監督が

「(キャンプ初日の紅白戦の結果を受けて)おれの予想をはるかに超えていた。
何をすべきか知っている。大人、プロだということ」と語っていたと書いてありました。


これは私の勝手な推測ですが、
落合監督は意図的に選手へのメッセージとして
「彼らは大人だ、プロということだ」といっているんだと考えています。


人は、「相手に持ってもらったイメージを壊したくない」という心理が働きます。


例えば、「やさしい人」というイメージを持ってもらっていれば、
周りの人にやさしく接して、そのイメージを壊さないようにするでしょうし、
「よく気がつく人」と思われていれば、そのイメージを壊さないように、きめ細かく振舞うでしょう。


「明るいやつ」だと思われていれば、自然に明るい自分を演じてしまっているはずです。



イメージを持たれている本人はそれほど意識的に行動はしていないでしょう。


ほとんど無意識的に行動をしてしまっているのではないでしょうか。


ちなみに、皆さんは周りの人が皆さんに対してどんなイメージを持っていると思っていますか?
きっと、そのイメージに沿った行動をしていると思いますよ。

それと、「あの人に頼まれた仕事はしっかりやるけど、
この人から頼まれた仕事はいい加減」なんていう相手によって仕事をしたりしなかったり、
そんなこともこんな心理があるからこそなんでしょう。


自分のことを「仕事ができる人間」と評価してくれている人の前では
しっかりと仕事をするでしょうし、
逆に「できないやつ」と評価してくる人には、
それなりの仕事しかしなくなっているはずです。


落合監督が、選手のことを「大人」と評価すれば、
選手達はその評価(イメージ)を壊したくないと思って、
「大人」の振る舞いをしていくでしょう。

ここでいう「大人」とは人からの指示や命令で動くのではなく、
自分で何をすべきかを考え、
自分で組織として正しい行動を実践していける人のことを指すのだと思います。


中日の選手はきっと、日本一になるために今自分は何をしたらいいかを
自らが考えて自発的に行動していることでしょう。

今年の中日ドラゴンズは去年までのドラゴンズとは大きく違いますよ、きっと。


企業の中で上司が部下をどう評価しているか、
部下はきっとそれなりの行動を取っているはずです。

上司は勝手に「部下はできるやつ」と思い込んでしまってもいいのかもしれませんね。


(今年、中日が優勝して、「やっぱりコーチングはすごいぞ」って話題になれば、
来年はコーチングが一気にブレークするかも?忙しくなったらいいなぁ~)


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