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言ってることと、やってることが違う!これを是正するには・・・。

中小企業診断士の2次試験の勉強をしているとき、先生から常に言われていたこと。


「とにかく、一貫性が大事だ。

事例企業への提案をするとき、
どんなお客様をターゲットにし、どんなお店にしたいのか(こうなりたいと言う考え)、
そのお店にするには、
どんな商品を揃え、どんな値段をつけ、どんな立地で、どんなプロモーションが必要なのか(そのために必要な行動)、
そこに矛盾があってはいけない!」。


要は、考えていることとやっていることが違っていてはいけないということ。

経営的な言い方をすれば、「戦略(=考えていること)」と「戦術(=やっていること)」に矛盾が
あってはいけないということ。

これは私のコンサルタントとしての基盤的な考え方になっている。


しかし、現実を見ると、と言うか私自身においてもこの矛盾が結構あったりする。

やせたいと考えているのに、飲み会があると脂っこいものをたらふく食べ、ビールを飲みまくってしまう・・・。

無駄遣いをしたくないと考えているのに、ついつい行ってしまう○○。

私の周りの社長さんにも、売上を上げたいと言っていながら、大事な商談に二日酔いで眠そうに来る人がいたり・・・。

顧客満足度を高めたいと言いながら、電話の対応がめちゃくちゃだったり・・・。


この矛盾を解消するためにはどうしたらいいのだろう?

それは、「仮説と検証の繰り返し」(=PDCAを回すこと)だ。


更に、仮説と検証を繰り返していくために必要になるのが、プロセス目標数値の設定。

プロセス目標数値とは、「この数字を達成すれば、出したい成果が出せるかもしれない(仮説)」という数値。

検証していくためには、結果が測定できなければならない。
だからこそ、仮説を数値にする必要がある。


例えば、毎日2kmジョギングしたら、1ヶ月で1kgはやせられるかもしれない。
これを半年続ければ6ヶ月で6kgやせられるかもしれない。

と言うことであれば、出したい成果は、半年で6kg減。
仮説におけるプロセス目標数値は、毎日2kmジョギングを半年間続け、半年で約350km累計で走る、となる。


まとめると、考えていることを実現できるだとう思われる行動(仮説)について目標数値を決め、
その仮説が本当に正しいのか(この行動で本当に考えていることが実現できるのか)を
行動を通して検証していく、これを繰り返すこと。

これが考えていること(戦略)とやっていること(戦術)の矛盾をなくす方法。

だから、私は、結果目標もさることながら、その結果を得るために必要になる行動の目標(プロセス目標)を大事にしたい。


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