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あなたを駆り立てるものは?

今日は、「茂木健一郎に学ぶ質問力」です。

  2010年1月12日放送分のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」から。

今回のプロフェッショナルは、
盲目の研究者 浅川智恵子さんでした。


浅川氏は、IBMに努める研究者で、視聴覚障害を持った人たちが、
インターネットの楽しさを享受でき、世界を広げるための研究をしている方です。


14歳の時事故で視力を失った後、絶望感にさいなまれながらも、
常に前向きに人生を生きてきた。

ただ、失明した中で、盲学校、大学、職業訓練センターと勉強を重ねてきたが、
大変なこともあった。

大変だったけれども、その大変という気持ちより、努力をしたら、
次に何が起こるかなっていう気持ちが強かった。

そういう浅川氏に対して、茂木健一郎氏の質問。

「ここまで浅川さんを駆り立てているものって、何なんですか?」


同じ意味で、以下のような質問もできます。

「どうして、浅川さんはそこまで頑張れるんですか?」

この2種類のいい方は、使い分けられるといいと思います。


「あなたは」という第2人称を主語とした質問
「彼、彼女は」の第3人称を主語とした質問

そして、茂木健一郎氏が浅川氏にした、
「こと」を主語とした質問。

第2人称でもなく、第3人称でもなく。


特に、何か問題の原因追究をするときには、この使い分けは必要でしょう。

なかなか、思うような成果が出せない人に対して、

「なぜ、あなたはうまくできないの?」(第2人称)
「なぜ、彼はうまくできないのだろう?」(第3人称)
「なにが、ネックになっているんだろう?」(ことが主語)


第2人称で原因追究されると、自分の能力のなさや行動のまずさがクローズアップされて、
行き過ぎると精神的に追い込まれてしまうかもしれません。


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