当たり前の中に価値を見つける
今週は、水曜日から本日金曜日まで
とある企業さんへの中堅社員研修で、
出張をしております。
オンラインではなく対面での研修。
コロナ対策はしっかりとされていて、
安心して進められています。
ソーシャルディスタンスは確保され、
窓とドアは常時開放、
受講者間にはアクリル板の設置、
マーカーは除菌ティッシュで拭いてから使用、
等々・・・
こうしたご時世ですから、
どうしてもオンラインでの研修が
多くなっています。
個人的には、オンラインでの研修でも
リアルな対面での研修でも、
それほど大きな成果の違いはないと
感じています。
が、一つだけ、オンラインではなかなか難しいな、
と感じていることがあります。
何か?
「雑談」です。
リアルな対面形式での研修であれば、
休憩中に自然発生的に「雑談」ができるのですが、
オンライン研修では、なかなか難しいです。
オンライン研修だと、
休憩に入る前に、
「10分間休憩しましょう。
カメラオフ、マイクミュートで
席離れてください」
となりますので、
休憩中の雑談は皆無です。
対面での研修であれば、
こうしたコロナ下ではありますが、
気をつけながら、
「雑談」
はしやすいです。
実際、昨日今日の研修でも、
同じ世代の人が多いですし、
それなりに休憩の時間に雑談が行われています。
この雑談に価値があるのかと言われたら、
私としては、
「ある」
と思うのです。
雑談をしながら、相手の考えを理解したり、
自分の考えを伝えたり、
フランクに話せるからこそ、
情報共有もしやすかったり・・・
コロナ前には、当たり前にやっていた
対面での研修、その中での雑談。
オンラインの研修をやるようになって、
そこに価値があったんだなぁと
つくづく感じるわけです。
コロナによって今までの生活様式が
変わった分、今までに気づかなかった価値に
気づかされることが多いのではないでしょうか?
今回の出張中に入った居酒屋でも・・・
前回のブログでも書きましたが、
6月上旬の出張では、
緊急事態宣言による“禁酒法”で
お店でお酒を飲むことができませんでした。
コンビニで買って、
ホテルの部屋で一人飲みしてました。
が、今週の出張では、
水曜日の夜、木曜日の夜と
お店での一人飲みを堪能できました!!
新鮮な鳥のレバ刺しを食しながら、
久しぶりにお店で飲む生ビール、
本当に美味しかったぁ~。
で、お店のカウンターで一人飲みしながら、
こう考えたのです。
全く同じ品質の生ビール、
全く同じ品質のレバ刺し、
その他、全く同じ料理を、
ホテルの部屋に届けてもらって、
一人飲みしていたとして、
こんなにおいしく感じるだろうか、と。
お店で飲んでいても、
カウンターで一人、本を読みながら、
飲んでいますから、
誰と話をするわけでもありません。
でも、絶対にお店で飲んでいたほうが、
美味しさを感じるし、気分がいいんです。
なぜでしょう?
やっぱりあのお店のざわつき感というか、
周りに人が存在しているからだと思うんです。
当然全く見も知らない人たち。
ですか、そういう人たちが
周りにいて、ざわついていることに
価値があるのでしょう。
お店に入れば当たり前のことです、
知らない人が他にいる、ってことは。
でも、その当たり前に価値があったのだと
つくづく感じるわけです。
コロナによって、今までと違った生活様式を
強いられています。
以前の生活様式と新たな生活様式を
比較することで、価値があるポイントが
分かりやすくなっているのではないでしょうか?
追伸:
研修においても、
対面での研修だからこその
グループ討議での「ざわつき」、
やっぱりいいですね。