コラム - 組織のルール

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組織のルール

オンライン飲み会には疲れました・・・

まずは、今回の本題に入る前に、
どうしてもお伝えしたいことがあります。

前回のブログで、
中日ドラゴンズの与田監督のコメントを
取り上げました。


「与田監督、そのコメントはNGです」



概略、以下の内容でした。


『人が結果に対して、
「なぜ、こういう結果になったか?」
と原因を考えるときには4つのパターンがある。

どのパターンで考えるかによって、
人のモチベーションは変わってくる。


4つのパターンとは、

①能力

②努力

③課題の困難性

④運

この中で、一番モチベーションを維持・向上
させるのに効果的なのは、②の「努力」。

なぜなら、他の
「能力」、「課題の困難性」、「運」の
せいにしてしまうと、
次の行動に繋がりにくいから。


与田監督の試合後のコメントが、
「課題の困難性」と「運」のせいにした
コメントになっていた』

ざっとこんな感じでした。


で、前回のブログが6月26日でしたが、

その日のナイターで、
広島の大瀬良投手に完封を許し完敗。

相手主砲・鈴木誠也に2打席連発アーチを浴びた
先発大野雄大投手に対した与田監督のコメントが・・・


「ボールが甘い。完全な力負け」。

これは、①の能力に該当・・・。

ことごとくNGのコメント・・・。


せめて、

「調整・準備段階で、
やるべきことがやれていないということ。
なぜ、できなかったか、
次はどうすべきかを考えてほしい」

ぐらいのコメントをしてほしいものです。


と、すみません、あまりの中日のふがいなさに
ついつい書く手が止まらず、
感情をぶつけてしまいました。


気を取り直して、本題に入っていきましょう。


新型コロナウイルスの影響で、
「オンライン飲み会」が、
以前よりもかなり一般的になったのでは
ないでしょうか?


確かに、以前からこうした飲み会を
やっている人たちがいるのは知っていました。

しかし、自分がそれをやろうという気持ちは
これっぽっちもありませんでした。


ところが、今回のコロナで、
リアルの飲み会が全くできなくなり、
オンラインでの飲み会を、
私もやらざるを得なくなったわけです。


2月以降、「オンライン飲み会」を
何度もやってます。

特に3月は、1週間に2~3回ぐらいの
ペースでやってました。


初めて体験したときは、

「なに、これ?全然問題ないじゃん!

楽しい!

なんなら帰りの電車で乗り越す心配もないし、

画像や映像を共有しながら、話せるし、

めちゃくちゃいい!」

って年甲斐もなく興奮してました。


何回かは・・・


しかし、しかし、いつからか、

「やっぱり、飲み会はリアルの方がいいわ・・・」

という気持ちが勝るようになってしまったのです・・・。


緊急事態宣言が解除されて、
リアルの飲み会をやっているから、
というわけではありません。

まだまだ飲み会に行うのが憚られていて、
名古屋市内での飲み会は、
2月以降ただの一度も行っていません。


中学の同級生がやっている居酒屋に
月に1度行くぐらい。


なぜ、そう感じるようになったのかは、
自分でもよくわかりません。

やはり年齢的な問題はある気はしています。


50歳代は、オンライン飲み会をやればやるほど、
リアルの飲み会への渇望が強まる気がします。

逆に、若い人たちは、
こうしたオンライン飲み会を苦も無く受け入れ、
継続していける気がします。

「リアルで飲むより、楽でいい」ということで。


とそんなことを感じていたところ、

“ジャパネットたかた”の
オンライン飲み会の取り組み方が、
とある雑誌で紹介されていました。


なるほど、と思わされる面白い取り組みです。


どんな取り組みかというと・・・


社内で「テーマを決めたオンライン飲み会」を
開催するというもの。


例えば、

「日本酒好きな人」が集まるオンライン飲み会、

「鉄道を愛する人」が集まるオンライン飲み会、

「V・ファーレン長崎を愛する人」、「犬自慢」
「実家が農家の人」等々・・・


こうしたテーマを社内のネット上で告知、

参加したい人が自由にオンライン飲み会に参加する、

という仕組み。


テーマごとにキャプテン(1名)と
副キャプテン(2名)と呼ばれる人が
場を仕切るとのことです。

いいですよね。

自分が好きなテーマを挙げて、
参加希望者が集まれば開催できる。


楽しそう。


確かに、オンライン飲み会に限らず、
リアルの飲み会でも、
なにか同じテーマを持ったメンバーで
集まれると楽しいですもんね。


ちなみに、私なら、こんなテーマで飲みたい。

「80年代のジャパメタ(※)を愛する人」

「hiAが出なくて悩んでいるボーカリスト」

「沖縄慶良間の写真自慢」

※ジャパメタ:日本のヘビーメタル

多分、誰も集まらんと思う・・・。


で、お伝えしたいのは、その効果。


記事によると、
この「テーマを決めたオンライン飲み会」によって、
社内の縦横斜めのネットワークが形成されているとのこと。

確かに、分かります。


共通の話題で話ができると親近感が高まりますから。


ジャパネットたかたの髙田社長曰く、

「リアルで対面して仕事ができるようになったときに、
間違いなく役立つ。

この期間に自発的にフォローし合えるような
関係を作りたい」とのこと。


特に若手社員にとっては、
社内ネットワークがないよりもあった方が、
仕事は格段にしやすくなります。


それがこのコロナ禍の期間を使って、
構築できるのであれば、非常に組織にとって
価値があることだろうと思います。

会社として、こうした遊び心を持った
取り組みが仕掛けられるだけでもいい風土だと思いますし・・・。


私のクライアント先でも、
新入社員の社内ネットワーク構築を
先輩が支援する取り組みを行っているところがあります。

この取り組みを行う前の新入社員と
行うようになった後の新入社員とでは、
仕事に対するモチベーションが明らかに違います。


社内の人間関係をより良いものにするためにも、
オンライン飲み会を活用するのは
一つの手ですね。

きっと若い人たちはオンライン飲み会に対して、
抵抗なく継続できるでしょうから・・・。



追伸
これ、企業内のオンライン飲み会ではなく、
飲食店等が仕掛けられると面白いのではないかと思います。

例えば、名古屋のスポーツバーであれば、

「1982年の中日ドラゴンズの優勝を語り合う会」

とか

漫画喫茶であれば、

「本宮ひろ志の『俺の空』について語り合う会]


とか。

こんな狭いテーマで語り合える場があると、
かなりマニアックな世界が展開される気がします。

リアルだと狭すぎて人が集まらないと思いますが、
オンラインであれば、広範囲から参加できますしね。


ただ、私はオンライン飲み会は疲れました・・・。

若い人たちに任せます。


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