あえて議論を遠回りさせる
以前NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」
で紹介されていたGoogleのIT技術者 及川卓也さん。
及川さんは現在、チームを率いる管理者の立場でもありますが、
印象に残っているのは、
チームの議論をとにかく大事にしているということでした。
以下、及川さんが番組の中で語っていたこと。
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「自分たちが、ここに出したもの(アイデア)だけで、
本当にそれが十分なものですかっていうのは、疑問じゃないですか、
怖くないですか?」
「最終的には、ごくごく常識的なことに決まることも多いんで、
だったら、初めからその経験者が、
その一言を言えばいいじゃないっていうのはあるかもしれないんですけど、
でも、遠回りしてでもいろんな議論をすることが大事だったり、
もしくは100に1個か10に1個か、
どのぐらいの確率か分かんないんですけども、
当たり前に決まんない可能性というのもたくさんあって、
それがグーグルらしいものに結びついたりする」。
(以上)
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みんなが当たり前だと思っていることに疑問を投げかける。
あえて議論を遠回りさせ、アイデアを絞り出していく。
簡単に答えを出してしまうのではなく、もっと他に答えはないのか、
とあえて議論を遠回りさせて、アイデアを搾り出していく。
Googleに限らず、どの組織も議論を尽くすことで、
チームとしての組織力が高まっていくものです。