コラム - マーケティングのルール

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マーケティングのルール

今まで見たことない年賀状が届きました。

「んっ、なんだこの年賀状は? どこからだ?

郵便局から何かのお知らせ?もしくは何かの間違い?」


今年、今までにもらったことのないような年賀状がを届きました。


宛先の書いてある方を見ながら仕分けしていましたので、

こちらを最初に見たわけですが、

「春日井市にお住まいの皆様へ」って、

どこからの年賀状だか全く分かりませんでした。


で、どこからの年賀状かと訝しく思いつつ、

裏面を見ると・・・。


送り主は、なんとあのコンビニエンスストアのローソン!

(なんと、ってことでもないですね(^_^;))


「このはがきをご持参頂きますとおやつごろ1個お無料で差し上げます」


要は年賀状の形をした「おやつごろ無料クーポン券」ってことですね。

ちなみに、おやつごろとは、ローソンのプライベートブランドのお菓子。


「春日井市にお住まいの皆様へ」ということは、みんなに送っているってこと?

皆さんのところに届きました?こんな年賀状?


この年賀状クーポン券でどれだけの効果があるんでしょうか?

めちゃくちゃざっくりと感覚だけで計算してみると・・・

(いわゆるフェルミ推定ってことで)


地元の春日井柏原店で考えたら、柏原町の世帯数が300世帯として、

そのうち30%が来店し、来店者のうち半分が600円ほどの買い物をし

ということで考えたら・・・



(300世帯×50円)+(300×0.3×50円)=19,500円

※原価50円と仮定

これがローソンとしてかかった費用。

300×0.3×0.5×600=27,000円

これがローソンの売上。

多少の儲けがあるのかなという感じでしょうか?


ただ、こうした取り組みで来店を促すだけではなく、

他のコンビニよりもローソンを印象付ける効果はあるでしょう。


個人的には、年賀状としてクーポンを配るという発想が、

「考えてるなぁ、がんばってるなぁ」という好印象につながっていたりします。


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