こういうとこへ行くといつも気になるのは・・・
リニア館にはじめて行ってきました。
リニア館は、JR東海が今年の3月に名古屋市港区金城ふ頭に開館した、
鉄道関係のものが展示してある博物館。
特に鉄道に興味があるというわけではありませんが、まぁ地元にあるってことと、
私の千葉に住む友人の息子(高1)が鉄オタで、
その友人が名古屋に帰省するということで、一緒に行ってきました。
●なつかしい車輛があるのはうれしい
鉄道マニアでなくとも、なつかしい新幹線や車輛が展示してあり、
なかなか楽しめました。
ここまで行くと、さすがになつかしさはありませんが、
古い車輛なのに、逆になんか配管のめぐらされ方が、
めちゃくちゃ格好いいなぁという感じがしました。
●目玉はこのジオラマ?
展示品の中でも、「こりゃあ、すごいわぁ!」と思ったのが、
東京から大阪までの道のりを模型化したジオラマ。
めちゃくちゃ芸が細かい!
↓
屋外コンサートの風景も、一人ひとり作りこんである。
↓
ナガシマスパーランド!
海の感じもよくできていると思いませんか?
↓
名古屋駅。
この写真は夜ですが、朝から夜まで一日の流れが20分ほどで楽しめます。
↓
●いつも気にしてしまうのは・・・
で、こういう所へ来るといつも気にしてしまう、というか、考えてしまうのは、
「お客さんに、また来たいと思わせる仕掛けがあるかどうか」ってこと。
果たして、自分はまたここに来たくなるだろうか?
残念ながら、このリニア館に関して言えば、「また来たい」って感じはありませんでした。
それなりの仕掛けがあったかと言えば、そうでもないでしょう。
鉄道マニアに人なら、また来たいと思うのか、う~ん、どうでしょう?
確かに新幹線シミュレータがあって、かなりリアルにできています。
そのシミュレータは抽選に当たらないとできないことになっているので、
そのためのリピートするお客さんはいるでしょう。
が、それだけではどうも物足りない感じです。
鉄道マニアでなくとも「また来たい」と思わせるなにか・・・。
それがないとじり貧になってしまうのではと勝手に心配していたりします。
●たとえば・・・
例えば、どんなものが考えられるでしょう?
鉄道に関するありとあらゆる本を揃えて販売するとか。
う~ん、これだとやっぱり対象は鉄道マニアになってしまうんだろうなぁ。
他には、ジオラマの技術を教えてもらう教室があって、
それを少しずつ増やしていくってのはいかがでしょう?
DeAGOSTINI方式で、徐々に増やしていくという。
で、個人的には、電車を絡めた怪獣映画のワンシーンが作れたら、
ひょっとしたらまた行きたいと思うかも。
例えば、こんな感じ
↓
http://www.jin-koubou.jp/gallery/syousai/jin_goji.html
これも完全にマニアの世界ですね。
●河村市長の発言はヒントになるかも
最後に、河村名古屋市長が開館式の祝辞で述べたコメントを紹介します。
なかなかおもしろいと思うんですが・・・。
「(同館へのアクセスルート)あおなみ線に
蒸気機関車と小田急ロマンスカーを走らせてチョ。
名鉄に悪いから名鉄の(パノラマカー)も」。