コラム - マーケティングのルール

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マーケティングのルール

アイデアは自分で出すな!

もし、あなたが、 「こんな旅行のプランがあったら、行きたい」 と思うようなものがあるとしたら、どんな旅行でしょう?
最近JTBが開設したサイトで、こんなものがあります。

「共感トラベラー」 →http://kyokantraveller.jp/

どんなサイトかというと、 自分が考えた旅行プランのアイデアを、 サイト上に載せ、賛同者がいれば、商品化されるというもの。
具体的には、以下のような手順です。

①サイトユーザーが、自分の実現したい旅行のアイデアを 専用の交流サイト(http://kyokantraveller.jp/)に提案する。
②そのアイデアに興味を持った他のユーザーのアイデアも  加えて、旅行プランを具体化していく。
③参加希望者が10人を超えると、JTBが商品化する。
※参加希望者は、「プランに参加する」のボタンを押す。

サイトを見てみると、以下のような旅行のプランが、 ユーザーから提案されていました。
・父と娘、フランスパリで絆を取り戻す旅
・100を切れない方限定、上手じゃないけどハワイでゴルフをしたい
・バドミントンの本場で世界最高のプレイと大歓声を体感しよう!!
・昆虫の宝庫マレーシアで珍しい昆虫に出会おう!

個人的には、 「ミクロネシアにダイビングに行こう!!!」に魅かれましたね。

で、もし、私が提案するのなら・・・
「ダーティーなライブハウスを巡る~欧州ヘビメタツアー~」 なんてのがあったらいいかなと・・・。
まぁ、私の提案はさておき、 こうしたユーザーからアイデアを募るというビジネスモデルは、 今後増えていくのではと考えています。
ユーザーのニーズが多様化しているというのもありますが、 企業側として自分達だけでは、 なかなか出せないアイデアを出してもらえるメリットが 大きいのではないかと思います。

それと、SNSでの交流が一般化してきていますので、 ネット上でユーザー同士が意見交換をすることも、 抵抗感は少なくなっているはずです。 なにより、自分のアイデアが認められたという、 自己効力感を感じられるのは大きいでしょうね。
以前(今年の3月2日)、私のブログで紹介した 「じゃがい校」というのも、ユーザーからアイデアを募るという ビジネスモデルを使っています。 じゃがり校の場合は、アイデアを出せる人になるためには、 入学試験に合格しなければいけないというハードルがありますが・・・。

「じゃがり校~選ばれた感がモチベーションを上げる」

http://ameblo.jp/consul-k-ui/entry-11180554611.html

最後に、もう一つだけ質問させてください。
もし、あなたが、 「こんな社員研修があったら、ぜひ、受けてみたい」 と思うような社員研修があるとしたら、どんな研修ですか?


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