あのお客様をどうしたら驚かせることができるか?
2011年10月14日の日経MJより
●SNSを利用した個別対応でファンを増やすKLMの事例
オランダの航空会社KLMが、ツイッターを利用して、
以下のキャンペーンを打ち、ファンを増やしているとのこと。
「(ツイッター)のアカウントにツイートしてチェックインした乗客の中から
何人かを選び、空港のゲートで、予告なしにプレゼントを贈る。
客室乗務員のチームが候補の中からプレゼントを渡す乗客を選定。
ツイッターに記載されたプロフィルや趣味、旅行の目的を調べる。
そして、どんなプレゼントなら旅先で喜んでもらえるかをチームで話し合う。
例えば、メキシコにホームレスの家を建設しにく技術者にはマッサージオイル、
高齢の一人旅の女性にはファーストクラスへのアップグレード、
ローマにマラソンに行く女性には速度計というように、
あくまで『その人の身になって考え抜く』のがポイント。
『ニューヨーク出張でサッカーの試合を見逃した』とツイートした乗客には、
NYのガイドブックからサッカー中継の見られるバーを探して印を付け、
『次の出張用に』と渡す凝りよう」
●ファン化は感動と驚きを与えること
なるほど、
お客様を集団として捉えるのではなく、個人として捉え、感動・驚きを与える。
マーケティングの真髄がソーシャルメディアを使って、実践されています。
ソーシャルメディアの普及によって、
こうした個人個人の情報が取りやすくなっています。
今まではお客様との直接的なコミュニケーションによって得ていた
お客様の個人情報が、これからは、直接のコミュニケーションではなく、
SNSから取得できるということ。
そのうえで、こうして得た情報でどれだけ個別対応ができるかが、
これからの時代、顧客対応には求められていくのでしょう。
●だからこそ、チーム力を高める
言うは易しで、なかなか大変なことではあります。
だからこそ、チームワークが必要になるのだと思います。
チームビルディングのポイントとしては、
チームで話し合って、アイデアを出し合う場を持つこと、ですね。
KLMでは実践していますね。「チームで話し合う」とあります。
追伸
今日、久しぶりにメールでコンタクトする予定の方がいるんで、
その人のfacebookを見て、個人情報を入手しておこう。
どれどれ、ん?
初めてのフルマラソンに参加する?
これは、メールの一文に入れておこう。
「フルマラソン、頑張ってください!」と。