企業の従来型成功パターンと未来型成功パターン
今回のブログでは、
企業の成功パターンを従来型と未来型に
分けて考えてみました。
で、一つお願いがあります。
以下の本文をお読みいただき、
未来型成功パターンに当てはまるような
企業や商品・サービスの例が、
思いつくのであれば、
それを教えていただけませんでしょうか?
簡単で結構です。
「こんなのが当てはまるんじゃない?」
という感じで頂ければ、
嬉しいです。
勝手を言いますが、
なにとぞよろしくお願いいたします。
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企業が売上を上げるための
パターンとして、次の流れに
異論を唱える人はいないと思います。
①現在の市場(お客様)の顕在的ニーズをつかむ
(=お客様の問題・課題を知る)
↓
②市場(お客様)のニーズに合った
商品・サービスを提供するための
技術力を身に付ける
↓
③市場(お客様)のニーズに合った
商品・サービスを開発し、提供する
上記の②を抜かして、
お客様の顕在的ニーズに
即対応ということもあるでしょう。
これができれば、お客様からは、
「ありがとう、助かった」と評価されます。
こんな評価を受けられれば、
お客様に価値を感じてもらえる。
価値を感じてもらえば、売上につなげられる。
そんなパターンですね。
これを従来型成功パターンⅠとしましょう。
また、従来型の成功パターンとしては、
次のパターンもあると思います。
こちらは、従来型成功パターンⅡとします。
①市場(お客様)の潜在的ニーズをつかむ
※お客様に聞いたところで、
言葉に現れないニーズ
↓
②市場(お客様)の潜在的ニーズに合った
商品・サービスを提供するための
技術を開発する
↓
③お客様のニーズに合った
商品・サービスを提供する
これができれば、お客様からは、
「へぇ~、なるほどね。
こういうのいいね、欲しい!」
と言われて、売上を上げていける、と。
事例としては、SONYのウォークマン
あたりでしょうか。
当時の消費者の声をいくら聞いたところで、
「音楽をいかなる場所でも、
一人で自由に楽しみたい」なんてニーズは、
拾えなかったと思います。
でも、SONYとしては、
「きっとこんなニーズはあるだろう」と
商品化して、世に出した。
お客様の潜在的なニーズに対応できた
事例だと思います。
でも、上記の2パターンは、
いずれも従来型の成功パターン。
では、未来型の成功パターンというのは
どういうものか?
これは、あくまでも、私が勝手に
考えているものです。
反論の余地も大いにあると思います。
どんなパターンか?
①10年~20年後の世界を考える
↓
②その世界で必要とされるであろう
商品・サービスを定義する
↓
③その商品・サービスを実現するための
技術を開発する
↓
④その技術で商品・サービスを
開発し、提示する
で、これだけ聞くと、
「当たり前じゃん」ってことだと思います。
が、ポイントはこれです、
商品・サービスを提示したときに、
市場(お客様)からは、こんな反応が
返ってくる。
「う~ん、この商品?
どうかなぁ?今は、特に必要ないなぁ」
未来型成功パターンにおいては、
お客様から「こんな商品・サービス要らない」って
反応が返ってくるようでなければダメ。
時代の先を行き過ぎている商品・サービスで
ちょうどいい。
ウォークマンのように即ヒットって
ならないものです。
なぜなら、世の中の
新たな技術や商品・サービスの
開発速度が速すぎる、つまりは
時代の変化が速すぎるからです。
時代の変化が速すぎるんで、
行き過ぎていても、すぐに
時代が追い付いてくる。
もちろん、従来型成功パターンⅠ・Ⅱが
これから全く通用しなくなるかと言えば、
そんなことは決してありません。
ビッグデータ、IoT、AI等の技術を
駆使して、市場ニーズの把握精度を
より高めていくのだろうと思います。
で、長々と書きましたが、お願いをしたいのは、
上記の未来型成功パターンの事例として、
今までにどんなものがあったか、
思いつくものがあれば、教えていただきたいのです。
私が思いつくもので、挙げるとしたら、
例えば、YouTubeなんかは当てはまるかなと
思いますが、いかがでしょう?
YouTubeが出たとき、
「自分で撮った動画を世界中の人に
見せられるサービス」って言われても、
「う~ん、どうかな?
別に仲間内で見てればいいかな」って
感じだったのではないかと思うのです。
ここまで世界で受け入れられることが、
分かっていたら、創業者もGoogleに売却する
ことはなかったかもしれません。
そもそも、銀行が資金的援助を
もっとしていたはず。
というように、時代の先を行き過ぎて登場した
商品・サービスの事例を挙げたいのですが、
なかなか他に思いつくものがありません。
ひょっとするとfacebookもその一つかも知れません。
水素自動車も、
未来の姿を描いての商品として、
一つの例に挙げてもいい気はします。
あとは企業で言ったら、
ミドリムシを研究し、商品化している
ユーグレナあたりでしょうか?
ユーグレナ
↓
http://www.euglena.jp/
ちなみに、うちのスタッフは、
ピコ太郎を挙げていました。
確かに、「PPAP」は、
昨年YouTubeでブレイクしましたが、
古坂大魔王は、ずいぶん前から
「PPAP」やってましたからね。
時代が追い付いたのかもしれません。
でも、10年、20年後を考えてのことか
どうかは分かりませんが・・・。
ということで、何か思いつくものがあれば、
ぜひぜひ、教えていただきたく、
よろしくお願いいたします。