コラム - 経営者へのラブレター

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経営者へのラブレター

社員の悩みや趣味をビジネス化する

●生姜ブーム到来!

いま、巷では生姜ブームが起こっているらしい。

うちの家内もすっかりそのブームに乗って、
夜な夜な生姜料理が出るようになってきました。

家内曰く、「今年の冬は風をひかないようにするために、
毎日一品は夕食に生姜料理を出す」とのことです。


先日なんか、おでんに生姜入れさせられました。

しかし、おでんには辛子だろうと、言いつつ、生姜を使ってみたら、
妙におでんに合って、美味しかったです。グッド!

●生姜ブームの火付け役は・・・

この生姜ブームの火付け役になったのが、永谷園の生姜部。

永谷園では、昨年2010年度、
生姜関連商品のみで15億円の売り上げがあったとのことです。

ちなみに生姜部は、2007年12月に生姜のプロになることを目的に、
開発チームなど社員16人で立ち上げた部活動。


その生姜部の中でも新海裕子さんの実体験が、
最初の生姜商品開発のヒントになったようです。


新海さん曰く、

「私自身が体を冷やしすぎて、体調を崩したという実体験がありましたので、
その当時を振り返ってみると生姜の商品というのが、
ほとんど若い働く女性向けの商品がなかったんです」

とのこのこと。

この実体験から開発を行い、発売したのが生姜たまご春雨スープ。

これが大ヒットして、生姜ブームのはしりになるわけです。

また、新海さんはこうもいっています。

「私の中では生姜はブームではなくって、
定着して当たり前のこととなっているので、
当たり前のように生姜商品を今後も続々と発売したいなと思っています」


●この事例から見習うべきこと

この永谷園の事例から見習うべきことがあります。


あなたの会社の社員さんの実体験として、
何か悩みを克服したような事例ってあるのではないでしょうか?

永谷園の事例から考えると、それも会社にとって資産になると言うことですよね。

新海さんの例でいえば、冷え性で悩んでいて、
生姜料理を自分で研究して冷え性を克服したという実体験。

きっと生姜部に入る前から、
自分でしょうが料理を研究した結果として、
かなりの生姜に関する知識を持っていたことでしょう。

これと同じことがあなたの会社の社員さんの誰かにあるかもしれません!

悩みを克服と言わないまでも、社員さんの趣味の世界を考えたら・・・。

結構普通の人にはないノウハウやスキル、知識を持っているのではないでしょうか?

永谷園のようにそれを資産と捉えて、ビジネスに仕立てることができるかもしれません。

会社の中で、そんな仕組みがあると面白いですよね。


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