コラム - 人材育成のルール

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人材育成のルール

ただで坂本龍馬のアドバイスを受けられる方法

あなたが、仕事やプライベートで何か悩みを抱えたとき、

どんな人に相談しますか?


家族、友人、同僚、先輩、上司などなど・・・。


ひょっとすると、誰にも相談せず、

もくもくと自分一人の力で問題を解決しようと

されるかもしれません。


でも、やっぱり、誰かに相談して、

話を聞いてもらえたり、

何かアドバイスをもらえたりすることで、

頭が整理できて、解決の糸口が見つかることもありますよね。


先日、うちのパートさんから聞いた話。

知り合いの方に、分子構造などを研究している工学博士の方が

いるそうなんですが、その工学博士の方が、

研究に行き詰ったときにすることとして、

次のことを教えてもらいました。


全くの空想の世界で、丸テーブルに座る。

そのテーブルには、他にも椅子が置いてあって、

それらの椅子には、自分が思い描く

歴史上の偉人や研究者などを座らせる。


空想の世界ですから、どんな人物であろうと、

自分と同席させることができるわけです。


で、その歴史上の偉人や研究者、

たとえば、坂本龍馬とか、織田信長とか、エジソンとかと

自分が研究で行き詰ったことについて語り合うのです。

(たぶん、工学博士がぐらいの方ですと、

もっと違った、一般人ではあまり知らないような研究者を

思い浮かべて同席させるのではないかとは思いつつ、

まぁ、分かりやすいようにってことで、

坂本龍馬、織田信長、エジソンを挙げさせてもらいました。)


たとえば、こんな感じ・・・

自分:「なかなか、企画書に盛り込むいい案が出てこないんだ」

坂本龍馬(になりきった自分):

   「こんまいことに囚われて、大局を忘れとるきに、

    もっとこう大きゅう考えてみてはどうかの?」
  
    (土佐弁、間違ってたら、ごめんなさい)

自分:「大局かぁ、たとえば、どんなことかなぁ」

織田信長(になりきった自分):

   「おみゃあが自分でそれを考えんでどうするんだて!

    まぁ、ちょっとはヒントをやらんでもないがな。

    ズバリ、天下布武じゃ!」

自分:「天下布武? 武力で日本を統一するってこと、だよね」

織田信長(になりきった自分):

   「たわけぇ!そんな単純な意味じゃにゃぁわぁ!

    本当にこの国の民一人一人が安心して暮らせる世を

    作るということだがや。

    己の利を捨てて、人が何を望んでいるのか、

    それをもっと真剣に考えて、企画書に盛り込まんかぁ!」

・・・


工学博士の空想の世界では、きっとこんなレベルの

話し合い、アドバイスではないと思いますが、

まぁ、雰囲気はお伝えできたかなぁということで、お許しください。


当然、自分の頭で空想している世界ですから、

しゃべっているのも、結局は自分自身ではあるわけです。

でも、それが別人格の人からの発言にしなければならないわけで、

自分の発想とは違う視点での発想がしやすくなるのです。


また何より自分自身を客観視するにも、うってつけですね。

他人の悩んでいることって、第三者から見ると、

「たいしたことないのになぁ」ってこと多いんじゃないですか?

ですから、人の悩んでいることに対しては、

「もっとこうしたほうがいい、ああすべきだ」って

いくらでもアドバイスできることってありますよね。

自分自身の悩みも、第三者から見ればたいしたことじゃない

って感覚になれるだけでも、この方法は有効だと思います。


この方法を使えば、自分ひとりで悩んでいるのではなく、

いろいろな人からのアドバイスを受けることができます。

しかも、ただで、どんな偉人からも(笑)!


私も、一度試してみたいと思います。

あなたも何かの機会に試していただけたら、

ぜひぜひ、その成果をお伝えくださいね!


ちなみに、この方法、

カウンセリングにおけるゲシュタルト療法に

エンプティ・チェアという方法に通じるものはありますね。


エンプティ・チェアについてはいずれどこかで、

改めてお話をしたいと思います。


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