それってセクハラじゃね?
今日の話は、書くべきか、書かずにおくべきか、
ちょっと悩んだんですが、やっぱり書くことにしちゃいました。
とある出来事。
私的には、信じられないことでした・・・。
先日、G市での仕事を終えて、
私がG駅で電車に乗り込み、窓側に座ると、
同じくG駅で乗り込んできた20代前半の若い女性が、
私の左隣に座ってきました。
その女性は、友人と2人連れで、あいにく横に並んで座ることができず、
一人は立って、話を始めたのです。
決して、聞き耳立てて二人の会話を聞いていたわけではありません。
が、どうしても、その会話が耳に入ってきてしまいます。
声、でかいんです。
で、その会話に、私はもうぶっ飛びました!
女性A:「もう、まじ、うぜ~んだけど」
女性B:「ガチで嫌だ。やばくね」
と、これ聞いただけであれば、
まぁ、言葉遣いが悪いなぁ、ぐらいだったでしょう。
が、私がぶっ飛んだのには、理由があります。
実は、その女性たちの職業が、分かっていたのです。
なぜ、分かっていたかは後でお話をするとして、
どんな職業の女性たちだったのかというと・・・。
次の会話で推測してみてください。
女性A:「明日も丸つけ、だるいよね~」
女性B:「丸つけ、毎日、ホントだるいんだけどぉ~」
女性A:「この前さぁ、男の子が、
お腹とかお尻とかめっちゃ触ってきたんだけどさ、
あれってセクハラじゃね?」
そう、学校の先生なのです。教師なのです。
今年の4月に小学校の先生になった新任の先生なのです。
「さすがに学校の先生で、それはないでしょう。
宇井さん、ちょっと大げさに書いてるんじゃないの?」
って思われたかもしれません。
いいえ、まったく誇張してません。
本当に、彼女たちが言った言葉、そのままを書いてます。
実は、その時、ノートパソコンで作業をしていて、
あまりのショッキングな会話だったんで、メモしておこうと、
そのままを打ち込んでいたんです。
「このオヤジ、なに私たちの会話書き込んでんの?!」って
言われないかとちょっとビクビクしていましたが・・・。
いやぁ、びっくりしました。
学校の先生が、こんな会話をするなんて!
この二人の先生がたまたまそうだったのだろうとは思いますが、
子供たちを小学校に通わせている身としては、
余計に衝撃的でした。
うちの子供たちが通う学校には、
こんな先生はいないと根拠もなく信じてはいますが・・・。
ちなみに、なぜ、学校の先生と分かったかというと、
G市での仕事の場所が、公民館のようなところだったんですが、
G市の担当の方から聞かされていたんです。
「今日は、同じ会館の中で、
愛知県内の公立小中学校の新任教師が
集まっての会合も開かれているんですよ」って。
で、たまたま私の仕事の終わりの時間と、
小中学校の先生のその会合の終わりの時間が、
同じだったらしく、先生方々も同じように駅に向かっていたのです。
間違いなく、彼女たちは、学校の先生です。
だからこそショッキングだったわけなんですが、
あなたは、どう思われます?
まぁ、彼女たちにしてみれば、
なんら悪いことはしていないわけでして・・・。
自覚が足りないといえば、それだけのことでしょう。
ただ、やはり「先生」と呼ばれる人間というのは、
「自分は先生である。自分は選ばれた存在、特別な人間なんだ」
というぐらいの強烈な自覚を
持つべきではないかと思うのです。
学校の先生って、子供たちにとって、
特別な存在ですよね。
ものすごく影響力がある存在のはずです。
そうした人に強く影響を与える立場であることを自覚すべきです。
しかも生易しい自覚ではなく、強烈に自分を律する自覚を。
翻って、これは学校の先生に限った話ではなく、
人に強く影響を与える立場の人間は、同じ自覚が必要です。
例えば、会社組織でいえば、社員に影響を与える社長や
部下に影響を与える上司など。
私も、まがりなりにも「先生」と呼ばれる立場として、
「自分の言動が人に影響を与える」という責任感、自覚を
持って仕事にあたっているつもりです。
と、ここまで書いて、思い出したことがあります。
以前勤めていたコンサル会社で、私の上司が、
コンサルタントがタバコをポイ捨てしたときに、
ずいぶんと厳しく叱っていたことを。
(タバコのポイ捨てをしたのは、私ではありませんよ。
私はタバコ吸いませんから)
あれも、「人に影響を与える立場の人間は、
自分を律しなければいけない」、その自覚を促す教育の
一つだったのでしょう。