部下のやる気を高めるなんてナンセンス!
先日、管理者の方を対象にした講義がありました。
参加者の方々に、
「部下の人たちにやる気を高めるには」ということで、
いろいろと話をしていただいたのですが、
実は、やる気を高めるってことに
どうもしっくり来ないところもあるんです。
講師として、「やる気を高めるにはどうしたらいいでしょう?」と
投げかけておきながら、こんなことを言うのもなんですが、
やる気が高まるとか、やる気がなくなるとか、ってことではなく、
究極に求めるのは、常に淡々とやるべきことを、
期待以上にやりきることだと考えています。
どういうことか。
それを体現しているのが、イチローだと思っているので、
イチローを例にとって、具体的にお話したいと思います。
イチローって、トレーニングに向かうときに、
「あぁ、今日はなんか気分乗らないなぁ~。
やる気起こらんわぁ~。
ちょっとランニングの距離短めにしておこかなぁ~。
まぁ、たまにはこんなときもあるか~」
とか、って絶対に言っていないと思うんです。
逆に、こんなことも言っていないと思います。
「おぉ!今日はなんかええ感じや!気分最高!!
今日は、ティーバッティング、多めに頑張っちゃおうかなぁ!」。
日によって、やる気が高まったり、なくなったり、って
イチローの場合、ないような気がします。
あくまでも、そんなイメージってことですが。
常に、淡々と自分のやるべきことを、
やりきって、周りが期待する以上の成果を出し続ける。
こんな姿を私も求めていきたいと思っています。
まだまだ道のりは遠いですが・・・。