コラム - 仕事のルール

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仕事のルール

研修とは・・・、人材育成とは・・・

昨年11月から半年間(毎月1回)の講座を受講しています。

研修講師としての質を高めるための講座です。

受講者は、研修講師もしくはコンサルティングを
生業としている方々。

私にとってはなかなか刺激的な講座でして、
非常に勉強させてもらえています。

今まで自分があまり深く考えていなかったことを
考えさせられることが多々あります。

それと受講者間でのやり取りもまた刺激的。
研修講師として百戦錬磨の方々ばかりなのです。

その人たちがお互いにフィードバックしながら、
研修の質を高めるために切磋琢磨し、
多くの気づき・学びを得ています。

その中で、私自身のマインド(心構え)を変える
ワークがありました。

それを今回は簡単にお伝えしたいと思います。

こんなワークです。

「自分なりのこだわり・哲学を持つ」

例えば、

「研修とは・・・」

「人材育成とは・・・」

「経営とは・・・」

というテーマについて端的に答える。

それが自分なりのこだわりであり、哲学になる。

このこだわり・哲学を持つことで、
言動にブレが無くなり、言動に力がこもる
というわけです。
 

で、面白かったのは、
その自分なりの考えに対し、
他の受講者が徹底的に否定するような
投げかけをするのです。


例えば・・・

「人材育成とは、〇〇させることである!」

「そもそも〇〇とはどういうことか?」
 
「〇〇ができない人もいると思う。
そういう人達には、その考えは
通用しないんじゃないか?」
 
「そもそも、そう考える理由は?」

等々・・・

いわゆるクリティカル・シンキング的訓練ですね。

こうした否定的な投げかけに屈せず、
自分の考え(こだわり・哲学)を貫くことで、
自分自身の考えをより強固なものにしていくのです。
 

私自身、このワークを通し、
自分なりの

「研修とは・・・」

「人材育成とは・・・」

「経営とは・・・」

をしっかりと言葉にすることができました。


自己弁護的に言えば、
今まで考えていなかったわけではありません。

が、おぼろげながらの考えだったんです。
それをしっかりと固められたという印象です。
 
こうして考えを固められて感じる効果は、
研修を行っているときに、自分の言動が、
「自分の哲学・こだわりに則っているのか?」を
自問自答できるようになったことです。

 
「自分の哲学・こだわりに則るなら、
ここは、受講者の方にこう伝えた方がいいな」とか、
「ここでは、あえてこのことは言わない方がいいな」とか・・・

また、研修の構成を企画するときも、
この自分の哲学に則っているかを考えています。  

そうすると、今までと違った発想が
浮かんできたりするわけです。

 
「研修とは、こういうもの、
人材育成とは、こういうもの、
であれば、今回の研修をどうすべきか」

という思考ができるからです。

これは私にとって大きな成果。

私が講師を務める研修にも、
今後、この『哲学を持つワーク』を
取り入れていこうと思っています。


「マネジメントとは・・・」

「リーダーとは・・・」

「チームとは・・・」

「組織力とは・・・」

「部下育成とは・・・」

「ビジョンとは・・・」

「経営戦略とは、戦術とは・・・」

「経営とは・・・」

「働くとは、仕事とは・・・」

尽きません・・・

 
ちなみに、来週の研修では、

「会議とは・・・」

を考えてもらう予定にしています。


最後に、私のこだわり・哲学を
お伝えしますと・・・


「研修とは、
参加者が抱える問題・課題の
解決につながる行動のヒントを得ていただく場、
その行動を促す場」

「人材育成とは、
本人が思っているよりも
自身の能力の高さに気づかせ、
自分の未来に希望を持てるようにすること」

「経営とは、
人を幸せにすること」


ここでいう「人」とは、
一番は社員であり、その家族
そして、取引先さんとその家族、
お客様とその家族、
地域の人たちであり、株主の方々であり、
そして、経営者自身です。


この自分なりの哲学・こだわりを
強く、強く持ちながら、
研修・コンサル・経営に
あたっていこうと決意を新たにしております。


追伸
研修講師・経営コンサルタントの方へ

私が受講している講座、「ストック型研修講師養成講座」、
もし関心を抱かれたのであれば、ご紹介します。

本メールに返信頂ければ、詳細等お伝えします。
私は、第1期生として参加しています。

第2期も開催されると思います。

研修・コンサルの質向上に非常に効果的な講座です!


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