ピーチ!そんなことしていいの?まさかの関西弁!
●LCCに今年は注目!
今年は、LCC、いわゆる格安航空会社が注目を集める年になりそうです。
LCCのビジネスモデルは、
大型機を省有せず、小型機で、短距離のみの運航を行い、
サービスを有料化し、空港施設を簡素化することで、
格安の航空運賃を実現するというもの。
現在、日本では4つのLCCが就航していますが、
2012年中に新たに3つのLCCが運航を開始する予定です。
●ピーチ!
その中で、個人的にちょっと注目したいと思っているのが、
大阪に本社を置くPeach(Peach Aviation株式会社)。
全日本空輸(ANA)と香港投資ファンドの出資によるLCCで、
今年3月1日から運航を開始します。
HPを見ると、ターゲットは、
「テレビや雑誌で「この場所面白そう」と思ったら、
すぐに旅支度を始めてしまうような20代、30代の活動的な女性」
といった感じです。
(これは、あくまでも私の感想)
そのPeachが、取り組もうとしているのが、
関西弁での機内アナウンス。
本社が大阪だけにってことでしょうけど、面白いです。
Peachno客室乗務課 課長の恒川久美氏は、テレビでこう話していました。
「アナウンスを関西弁でやっていいのか、
というお客様の常識だけでなく、自分たちの常識を自分たちで打ち破っていく」。
●何をするかで企業文化が決まる
いいですよねぇ。常識を打ち破っていく。
なかなか、自分自身もそうですけど、この常識打ち破るってのが、
言葉で言うのはた易いですけど、実際に行動に移すのが、大変なことです。
勇気のいることですし。
こうした取り組みの一つひとつが、企業の文化を作り上げて行くと考えています。
そういう意味で言えば、Peachの「関西弁でのアナウンス」は、
Peachに「当たり前と思っていることと違うことを行なう」という文化が、
築かれていくのではないかと思います。
まさに新興企業、中小企業に求められる文化ですね。