メニューに物語を・・・
富山に出張できています。
富山のご当地ラーメン
「富山ブラック」を
食べてきました。
なぜ、ブラック?
醤油ベースのスープなんですが、
そのスープの色が、
醤油そのもの、「真っ黒」なんです。
で、味は・・・
そう見たまんまで、めちゃくちゃ辛い!
辛いといっても、唐辛子系の辛さではなく、
醤油系、胡椒系の辛さ。
ラーメンを食べるときは、
スープまで飲み干すのが流儀の私でも、
さすがにこのスープは飲み干せませんでした・・・。
塩っ辛すぎます・・・。
元々の発祥は、
「1955年頃、富山市中心部で富山大空襲の復興事業に
従事していた食べ盛りな若者の昼食として、
また汗をかく肉体労働者のための塩分補給として、
醤油を濃くしたスープのラーメンを作った」
とのこと(引用:Wikipedia)
今日、入ったお店に置いてあったカードにも
「半世紀以上昔、ドカ弁やおにぎりを持った
労働者のために、オヤッさんは濃い味付けで
チャーシューのたっぷり入った、
「よく噛んで」食べるおかずの中華そばを
考え出した」
と書いてありました。
そう、このラーメン、ご飯のおかずの位置づけなんです。
メニューにも、ライスとあります。
が、気になったのは、「おにぎり」がないってこと。
「おにぎり」があれば、たぶん、注文したと思う。
なぜ、ライスはあるのに、「おにぎり」がないんだろう。
発祥は、ドカ弁やおにぎりに合うラーメンだったはずなのに。
なにか特別な理由があるんだろうか?
なんなら、ライスも茶碗で出すんじゃなく、
「アルミの弁当箱」でドカ弁っぽく出すとか、
したらいいんじゃないかな、
そうすれば、商品(このお店のブラックラーメン)に
ストーリーが生まれるのに・・・。
とお店の事情も知らないで、
塩っ辛いスープをすすりながら、
勝手に妄想をしていたのでした・・・。