整理は戦う前の欠かせない準備
もう1ヶ月前ぐらいの話ですが、
日本経済新聞のスポーツ欄にある「選球眼」というコラムに、
以下のような内容が載っていました。
『中日ドラゴンズの谷繁新監督が、
選手に「ロッカーをきれいにする」にとの指示を出した。
落合GMも選手時代には、自身のロッカーの席の周りには
チリひとつ落ちていなかった。
GMと監督のコンビを組む両人は“きれい好き”で一致している。
ロッカーの整理整頓は、
戦う前に欠かせない「準備」の前段階。』
この記事を読んで、「こりゃ、来年の中日は違うぞ」って
気持ちが高ぶったかと言うと、全然そんな感じではありません。
が、ただ、「やっぱり整理整頓は、何事にも基本的なことで、
その基本を大事にする谷繁監督であれば、
案外キッチリとした野球をやって、コンスタントに力を出せる
チームにしていけるのではないか」という期待は持てました。
(ちなみに、2003年に落合氏が中日の監督になったと
聞いたときは、めちゃくちゃ胸が高鳴りました。
監督としての経験はないけど、絶対に中日の風土を
変えてくれると感じていたんです。
オープン戦が始まった時には、確信に変わってましたね!
↓
http://ameblo.jp/consul-k-ui/entry-11050725583.html
※2004年2月2日のブログ記事
キレイなロッカーのチームと汚いロッカーのチームがあったら、
どちらのチームが強そうなイメージがあるでしょう?
やっぱりキレイなロッカーのチームの方が
強いイメージがあるのではないでしょうか?
あくまでもイメージの世界ではありますが、
整理整頓しているチーム、選手の方がなんとなく、
しっかりと地道に練習にも取り組み、
コンスタントに力を出せているような気はします。
例えば、あのメジャーリーガーイチロー選手。
彼のロッカーは、見たことありませんが、
汚くしているイメージはないですもんね。
なんかめちゃくちゃ細かく、こだわり持ってキレイにしてる
イメージが沸いてきます。
で、このイメージが大事なんです。
自分たちのロッカーを見た時に、「キレイ」であれば、
そのチームの選手たちは、『俺たちは強いチームだ』と、
自身の潜在意識に刻まれていくはずです。
なぜなら、「キレイなロッカーのチーム=強いチーム」という
イメージがありますから。
逆に、「汚いロッカー」であれば、『俺たちはダメなチームだ』
と言う暗示がかかっていくでしょう。
実際の意識では気付いていなくても・・・。
「汚いロッカー=弱いチーム」のイメージがあるわけですから。
これを野球のロッカールームではなく、
仕事場で考えたら、汚い机の人は、毎日、自分の机を見るたび、
「自分はできない人間だ」という暗示がかかっているかもしれません。
汚い製造現場で働いている人は、毎日、その汚い現場を見るたび、
「うちの会社は儲からない会社だ」という暗示が
かかっているかもしれません。
これってよくよく考えると恐いことですね。
自分では気づかないうちに暗示がかかっているなんて。
ですから、中日ドラゴンズのように、
良い意味での自己暗示が掛けられるようにしておきたいですね。