人間関係のプラチナ・ルール
先日、昼食をゆっくり取る時間が無く、
駅構内のイート・インができるパン屋さんで、
パンを買って昼食にしました。
食べ終えて、トレーをレジの女性に返したときのこと。
(返却場所が無かったので、レジの女性の直接返しました)
受け取ってくれた女性は、年齢的には20代前半ってところ。
私:「ごちそうさまでしたぁ~」
店員:「はい」
と、まぁ、無愛想に「はい」の一言だけで、受け取られました・・・。
う~ん、笑顔で「恐れ入りま~す。ありがとうございま~す」、
という言葉をちょっと添えてもらえたら、
それはそれで、客の気分も良くなると思うんですが・・・。
もちろん、店員がその場で愛想よく振舞ったからといって、
私が、「じゃあ、パンをもうひとつ」とはなりません。
店員さんも、そうしたからといって、時給があがることも無いでしょう。
店員さん自身にとっても、愛想良くすることの
大きなメリットはあまり感じられないのかもしれません。
でも、でも、やっぱりねぇ、せめて笑顔で受け取ってくれれば・・・。
で、なぜ、愛想よくできないのでしょう?
機嫌が悪かったからなのか、
客としての私が気に入らなかったのか、
体調が悪かったのか?
いろいろな要因が考えられるとは思います。
が、そのとき頭に浮かんだことがひとつ。
「ひょっとして、この店員の女の子は、
自分が客の立場のとき、店員さんから、
『恐れ入ります』とか『ありがとうございます』とか、
笑顔で愛想よく言われても、あんまりうれしくないんじゃないか。
自分がされてもうれしくないから、
人にもしないのではないだろうか」
ということ。
普段の生活の中で、人から笑顔で愛想よくされても、
あんまりうれしいと感じられない。
自分がされてうれしいことではないのだから、
人にもできないのでは?
若い人が、みな、そうした感受性が低下している、
だから、サービス業における接客の質が落ちている、
なんてことを言うつもりは毛頭ありません。
たった一つの事例ですし。
ただ、そうした感受性が薄らいでしまうのは、
人として、なんとも寂しいことだと思います。
他人から良い対応をしてもらったのであれば、
素直に「うれしい」と感じる感受性を
私自身も、失わないようにしたいとつくづく思ったのでした・・・。
追伸:
マクドナルドには、人間関係をよくするためのルールとして、
ゴールデン・ルールとプラチナルールがあります。
ゴールデン・ルールは、「自分がされてうれしいことをする」
で、プラチナ・ルールが「相手がされてうれしいことをする」です。
なるほどです。確かに、この差は大きいですね。
自分がされてうれしいことをするだけでも、
かなり人間関係をよくするのには、有効だと思いますが、
自分がされてうれしいことも、
人によっては、うれしくないと感じることがあるかもしれません。
逆に自分がされてうれしくないことも、人によっては、
うれしかったりするかもしれません。
このゴールデン・ルールとプラチナ・ルールを実行できれば、
きっと人間関係は良くなりますね。
そのためには、やっぱり「人から何かされたらうれしい」と
思える感受性が必要だと思います。
ちなみに、新入社員研修で、
マクドナルドでアルバイトしていたという人に、
「こんなルールがあるって聞いたんだけど・・・」って
話を振ったことが何度かあるんですが、
みんな「そんな話、聞いたこと無い」って答えてました。
店舗のアルバイトには適用されないルールなのか?
いったいどこを対象にしたルールなんだろう?