コラム - 経営者へのラブレター

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経営者へのラブレター

この質問で、相手を見抜く!

新卒採用にしろ、中途採用にしろ、

ほとんどの会社で採用面談は行なわれています。


その採用に関して、

多くの人事担当者や中小企業の社長さんがおっしゃるのは、

「面談だけでは、なかなかその人の本質のところは分からない」ってこと。


採用してから、「こんな人じゃなかった」ということも多々あるようです。


確かに、数度の面談だけでは、分からないのも確か。

人間、周りの環境に影響されて変わることもあるわけですし。


そもそも結婚だってそう。

結婚する前に、あれだけ一緒にいて、

「こういう人だ、間違いない」って確信したからこそ、

結婚したはずなのに、

「えっ、実はこういう性格だったの・・・」と

思わされることもままあることでして・・・。

えっ、うち? 私のところは、大丈夫ですよ。

結婚して10年経ちましたが、

思った通りのぉぉ・・・ひ・・・と・・・です、はい・・・。


まぁ、結婚ですらそうなんですから、人材採用の面談で、

見抜くというのは至難の業かも知れません。


でも、やっぱり自社に合ったより良い人材を採用したいのは当然のこと。

だからこそ、どの企業も採用にはひと工夫もふた工夫も

しているのです。


それに、結婚と違って、

盲目的になっていない採用面談だからこそ(少なくとも企業側は)、

やりようによっては見抜ける方法も

あるかもしれません。


かの松下幸之助が、採用試験に際し、聞いていたことは、

「君は自分の運がいいと思うかね」

だったそうです。

そのうえで、「いいと思います」と即座に答える人を

優先して採用したそうです。(津本陽著 「不況もまた良し」幻冬舎から)


セゾンファクトリーの齋藤社長も、以前聞いた講演の中で、

同じことを言っていました。

齋藤社長は、3つのことを聞くとおっしゃっていましたが、

そのうちの一つが、「自分はついていると思うか?」でした。

ついていない人間と仕事したくないというが持論。

その他の2つは、

「掃除は好きか?」と

「親のことをどう思っているか?」でした。

確かに、かなり人間の本質がえぐられそうな質問ですね。


先日(4月30日)にワールドビジネスサテライトに出ていた

エイチームの林高生社長は、

こんな取り組みをしていると話していました。


「社長に対する逆質問」。


面談を受けている人から、「10以上の質問を書かせる」というもの。

目的は、林社長の弁を借りると、

「例えば、中途の方ですと、

次の転職は失敗したくないんですね。

いい転職がしたいので、前職で一番、ちょっと自分が嫌だなって

思ったことが質問に現れたりしますので、

そういうところをみさせてもらったりしています。」

とのことでした。


参考までですが、林社長、

「どんなスキルやどんな性格の方を採用したいですか?」という

視聴者からの質問に対して、次のように答えていました。


「我々はチームでお仕事をする会社なので、

チーム同士が仲良くやらないといけないので、まず協調的な方ですね。

あとは、あの~、なかなかビジネスはうまくいくってことは

確率的には少ないものですから、

なんでうまくいかないのかってことを

きれいに言える人じゃなくって、どうしたらうまくできるのか、

ってことを前向きに考えられる、

明るく前向きな方に来ていただきたいなと思っています」。


いずれにしろ、面談で人を見るためには、

自分自身が成長していなければいけないでしょうし、

後は、本質を見抜けるような質問力も

養っていく必要があると思います。


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