コンプガチャ、業界は規制でも、うちはやるぞ!
コンプガチャをめぐって、
昨日、なんだかあわただしい動きがありましたね。
コンプガチャとは、コンプリートガチャの略で、
ソーシャルゲームの課金システム。
「ガチャ」は、おもちゃ売り場にある
あの「ガチャポン」から来ています。
ガチャポンのように何が出てくるか分からない中で、
何度もガチャして、特定のアイテムを揃えるとコンプリートとなって、
レアなアイテムを手にする事ができるという仕組み。
もう少し的確に説明したいところなのですが、
私、ソーシャルゲームというのをやったことがありません。
なんとも的を射ていない、分かりにくい説明になる恐れもありますので、
本日の日経新聞から引用させてもらいます。
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コンプリートガチャ(コンプガチャ)
ソーシャルゲームのユーザーはゲームを有利に進められるアイテムを
「ガチャ」と呼ばれる電子くじで購入する。
指定された複数のアイテムをそろえると、
希少性の高いアイテムが入手でき、
より有利にゲームが進められるようになる。
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ということです。
ご存知でした?コンプガチャ。
私は、全く知りませんでした。今回初めて知りました。
で、このコンプガチャという仕組みがが問題になっているわけです。
なぜ、問題になっているかというと、
ガチャの利用料は1回数百円ではありますが、
どうしてもレアなアイテムを手に入れたくて、
特定のアイテムを揃えようと、何度も何度もガチャに
お金をつぎ込んでしまう人が多いらしいのです。
日経新聞によれば、全てのアイテムを揃えるのに、
数十万円を使うケースもあるとか。
そこで、昨日、ソーシャルゲーム大手のディー・エヌ・エーや
グリーなど6社が5月末までに廃止すると発表しました。
業界上げて、法的規制がなされる前に、
自主規制に踏み切ったわけです。
確かに、人間の「モノを集めたい」とか、
「人が持っていないものを手に入れたい」とか、
「有利に進めて人に勝ちたい」とか、
そんな心理をうまく(と言っていいのか?)突いていますよね。
で、この問題を「へぇ~、そうなんだ」とか、
「うちの会社には全然関係ないこと」で
終わってしまってはいけません。
というか、もったいないです。
人が、何度も何度も時間とお金をかけて、
取り組んでしまう、そんな仕組みなんですよ。
なんという人をやる気にさせてしまうスゴイ仕組みなんでしょう!
これを組織における「人のやる気を高める」仕組みとして、
取り入れてみない手はないですよ!
最近話題になっているゲーミフィケーションですね。
ゲーミフィケーション
↓
http://ameblo.jp/consul-k-ui/entry-11196055187.html
例えば、どんなことが考えられるでしょうか?
営業マンが、お客様のところへ
指定回数(例えば10回とか)訪問すれば
1回くじが引ける(ガチャができる)。
何種類かのアイテムを用意しておき、その中から、
上司が指定した「特定のアイテム」を5つ揃えた営業マンには、
営業マンから一つだけ「上司に自分の希望を伝えられる権利」が
与えられる、なんてのはどうでしょう?
無茶な希望はNGでしょうけど、
「○月○日は、どうしても残業せずに早く帰りたいので、
○○を代わりにやってくれる人を手配してほしい」程度の希望であれば、
いいのではないかと思います。
製造現場で言えば、訪問回数を「改善提案件数」に
置き換えればいけますね。
その他、どんなことが考えられるでしょう?
あなたのアイデアをぜひ聞かせてください!
みんなでシェアすれば、いろいろな発想が浮かんでくると思います。
ぜひぜひ、よろしくお願いします。
ということで、「コンプリートガチャ」、
いいヒントをもらえた気分です。
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