コラム - 経営者へのラブレター

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経営者へのラブレター

『何のための仕事か?』なんて考えるな!

先日、葬儀会館TEARの冨安徳久社長の講演を聞く機会がありました。

そのなかで、冨安さんがすごく強調されていたのが、

「何のために働くのか」をしっかり考えよ、ということ。

そして、一つ一つの仕事についても、

「何のための仕事か」

を考えることが大切だとおっしゃっていました。


上司が、部下育成するときには、

「なぜ、この仕事を今、行う必要があるのか?」、

その目的を伝え、また考えさせることは重要なことです。


私自身も、OJTについての教育を管理・監督者の方に行うときには、

やはりそのことは強調しています。


一つ一つの仕事に「何のための仕事か」

「誰にどんな価値を提供するための仕事か」を

考えることは、本当に大切なことです。


ただ、物事には両面あって、

「何のための仕事か?」を考えるときの弊害もあるとも思うのです。

(決して、冨安さんの言っていることを否定するものではありません)


私が、まだ「若手社員」だったころ、私の周りに

こんな人たちがいました。


「この仕事の目的が分からない」、

「なぜ、こんなことを上司は要求してくるのか

その意味(目的)が分からない」といって、

行動が鈍ってしまうという人たち。


妙に屁理屈を言っているというか、

批評家になってしまっているのに、気付いていないんですよね。

本人的には、他の人にない発想ができていることを

誇りたい意識が働いているのかもしれませんが・・・。


しかし、それでは、本末転倒といわざるを得ません。


ときには、「この仕事は何のためか」なんて考えずに、

取り組むことがあってもいいと思うのです。

目的が分からない、どんな得があるか分からない、だからやらない、

なんていっていては周りから、

「単なる批評家」、

「やることもやらないで、権利ばかり主張する人」との

レッテルを貼られかねません。


何のためか分からないけど、上司や先輩に言われたことなんだから、

上司や先輩が驚くぐらいにやってやる、

そんな意気込みで仕事をするのも、

若手社員にとっては必要なのではないでしょうか。


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