コラム - 経営者へのラブレター

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経営者へのラブレター

ビジネスの発想力を鍛える方法

気のせいかもしれませんが・・・


今年に入ってから、
「新たに○○の認証制度がスタート」と
いうニュースが目につきます。


例えば、国土交通省が、
中古住宅の品質について認証する制度を
スタートさせるとの新聞記事が、
2月16日にありました。


以下のような要件を満たせば、
優良中古住宅として、認証されるというもの。

・1981年の新耐震基準を満たしている。

・住宅診断を受けて、構造上問題ない、
 雨漏れないことが確認できている。

・瑕疵担保保険に加入している。


国としては、中古住宅市場を活性化させて、
空き家対策につなげたいという思惑があります。

(日本では7戸に1戸が空き家状態!)


※この認証制度について、
 動画で解説していますので、
 もしよかったら、こちらからご視聴ください。
  ↓
http://ui-kpc.com/index.php?youtube-commentary%2F2017-02-16



また、今年の1月1日の日本経済新聞には、
「日本農林規格(JAS)認証、対象広く」
という記事がありました。


現行のJAS規格では、
農産物・加工品の「品質」に関しては、
認証制度が広く普及しています。
(一般JAS規格)


今後、農林水産省では、
一般JAS規格と他のJAS規格の統一化を図り、
品質面だけではなく、製造方法や生産管理の
あり方についての認証も広めていくようです。

※こちらも、動画でお話をしていますので、
 もしよかったら、こちらをご覧ください。
  ↓
http://ui-kpc.com/index.php?youtube-commentary%2F2017-01-01


(1月1日の動画なんで、
「明けましておめでとうございます」
って言っちゃってます(^_^;)

1:01あたりから本題に入っていますので、
そこからご覧いただければありがたいです。)



あとは、経済産業省が、家事代行サービスの
認証制度を新たにスタートさせました。


個人情報の管理や従業員の教育などの基準を
満たした事業者に、サービスの質を
保証する認証制度。

2月16日には、第1回の認証式が開かれ、
ダスキン、ベアーズ等5社が認定されたようです。

ということで、長々と紹介してきましたが、
認証制度が、妙に目につくのです。


で、この流れ(トレンド)から考えると・・・


次に認証制度の対象になるのは、
どのようなものが考えられるか?



私の勝手な妄想が広がります・・・


『例えば、女性の社会進出の流れと
考え合わせると、
どれだけ女性が活躍できている企業かを
認証する制度とか・・・


民泊が増えてくれば、
宿泊先の認証制度も普通にありかな、

働き方改革の流れでいえば、
ホワイト企業認証制度、なんてのも・・・。

ひょっとすると「大人」に対する
認証制度なんてのも出てきたりして・・・

認証基準は、

①自分と違う価値観の人に対しても、
 柔軟に対応できる

②上手くいかないことがあっても
 他人や社会のせいにしない

③電車の中でのマナーができる

とか・・・』

と・・・


勝手に妄想を膨らませてしまったわけですが、
こうしたことは、一つの
ビジネス発想の訓練になると思うんです。


「この流れ(トレンド)があるとしたら、
で、次はどうなる?」と考え、発想してみる。



更に、私の妄想は広がります・・・

『認証される側にとってのメリットは当然ある。

中古住宅の認証制度でいえば、
認証を受けた中古住宅の売り手や
不動産の仲介業者側からすれば、
認証を受けた中古物件は、売りやすくなる。


認証される側ではなく、
認証する側のビジネスで考えると、
結構「おいしい」よな、これは。

ISO9001、ISO14001を引き合いに出すまでもなく、
認証する側からすると、定期的かつ継続的に、
認証審査料、定期審査料、更新審査料が
入ってくる。

うちも何か、認証する側になれないかな。

会議を生産的に行えているかどうか、
会議認証制度とか、

部下育成ができる上司であるかどうか、
部下育成認証制度とか、

審査基準を作って、認証ビジネス
やったろかな!』

と・・・。


ビジネス発想ですから、
単なる発想力ではなく、
いかにキャッシュポイント
(どこで、どうやって現金を生むか)を
作るかを考えるわけです。


一つのニュースやトレンドを見て、
「次はどうなる?」
「どうやったらキャッシュを生める?」
と考えてみる。


今回は、ビジネス発想力の鍛え方について
お話をしました。


単純ではありますが、
勝手に妄想を広げると、それだけでも面白いです。


また、非常に強く思うのは、
こうしたことを社内で行える場があると
いいなぁということ。


みんなで、恥ずかしがらず、
発想を発言し合える場。

社員育成になるはずです。


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