自分でもちょっと性格悪いなぁと思いつつ、

つい見てしまう、というかチェックしてしまうことがあります。


何をかというと、社長や部門長の方が、社員・部下の前に立ち、

訓示を述べたり、挨拶の言葉を述べたりしているときに、

それを聞いている社員や部下がうなずきながら、

聞いているかどうかです。


ちょっとした職業病と言えば、

少しかっこよく聞こえるかもしれません。

まがりなりにも、コンサルタントとして、

コミュニケーションについて語っていますので、

人の聞く姿勢が、少なからず気になってしまうんです。


で、そうした社員さんや部下の様子を見ていて、

思うことがあります。

「うなずいてないなぁ」って。

ほとんどどの会社も、社長や部門長の方が一生懸命、

話をしていても、うなずいている人ってほとんどいません。

皆無です。


先日（4月10日）、社長さん方々が集まるとある会に呼んでいただき、

45分ほどの講演を行ないました。

演題は、「結果を出し続けるチームは会議で何を話し合っているか」。


私の拙著のタイトルそのまんまです。

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すみません、つい宣伝に走ってしまいました。


えぇ～っと、先日、とある会に呼ばれたんです。

で、私の講演の前に、その会の会長さんがメンバーに向かって、

3分ほど話をされたのですが、

やっぱり、そこでも見てしまうんです。

会長さんの方ではなく、メンバーの方を。


うなずいている人・・・いませんでした。

社長さん方々が集まるこんな場でも皆無でした。


1対1で話をしているときにうなずかない人は、

ほとんどいないと思います。

ところが、1対多数になると、

うなずかない人ばかりになってしまうのです。

ぜひ、1対多数の場でもうなずいてみてください。


特に会議の場において、上司の方は、

部下が話しているときに、ぜひ心がけてもらいたいのです。

とにかく俳優・女優になりきって、

演技でいいですから、うなずいてあげてみてください。

それだけで、会議でいつもより多くの意見が出され、

より活発に議論が進むようになります。


リーダーのうなずきだけで、いいアイデアがたくさん出るようになれば、

こんなにお得なことはないですよね。


もちろん、部下も上司が話をしているときには、

しっかりとうなずいて聞いてほしいところです。


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