夢なき者、理想なし
本日、伺った会社の研修所に下記の格言が掲げられていました。
夢なき者、理想なし
理想なき者、目標なし
目標なき者、実行なし
実行なき者、成果なし
成果なき者、喜びなし
吉田松陰の言葉か、もしくは渋沢栄一の言葉に近い感じです。
吉田松陰の言葉には、
夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし。
というのがあります。
渋沢栄一には、
夢なき者は理想なし 理想なき者は信念なし 信念なき者は計画なし
計画なき者は実行なし 実行なき者は成果なし 成果なき者は幸福なし
ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず。
というのがあります。
研修所に掲げられていた格言も、吉田松陰の言葉も、渋沢栄一の言葉も、
否定形で綴られています。
もし、これを肯定形に直したら・・・。
夢ある者、理想あり
理想ある者、目標あり
目標ある者、実行あり
実行ある者、成果あり
成果ある者、喜びあり
意味は、全く同じです。
が、ニュアンスは変わってくる感じがします。
個人的な感覚としてては、
「夢ある者、理想あり」と肯定形で言われると、何となく前向きになれる気がしますし、
「夢なき者、理想なし」と否定形で言われると、ピリッと気が引き締まる感があります。
が、個人的には、肯定形で物事を表現したいなぁという想いがあります。
例えば、子供に対しても、
「頑張らないと、できるようにならない」ではなく、
「頑張れば、できるようになる」という表現。
「~ないと、~ない」ではなく、「~すれば、~できる」。
意味が同じなら、肯定形を使って行きたいなぁと思うのです。