コラム - 経営者へのラブレター

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経営者へのラブレター

なぜ行動重視のリーダーでは結果が出ないのか?

昨日のブログ記事で、

トップが、メンバーに向かって、

「結果にはこだわらなくていい」と

言ってしまうと、チームとして結果が出せなくなってしまう、

ということをお伝えしました。


いくらトップ自身が、結果にこだわっていようとも、

メンバーにそう言ってしまうと結果が伴わなくなってしまいます。


「結果にこだわらなくていい、やるべきことがしっかりやれればいい」と

言われたほうが、メンバーにとってはモチベーションが維持できそうな

イメージがありませんか?

でも、そうならない。

なぜでしょう?


それは、ズバリ、トップが結果にこだわらないと言っていると、

メンバーの「仮説と検証における検証が甘くなるから」です。


PDCAのマネジメントサイクルで言えば、

Check(検証)とAction(処置)が甘くなるのです。


目標を決めて、それを実現するために、

やるべきことを決める。

その「やるべきこと」は、あくまでも、

「これをやればきっと結果が出せるだろう(目標が実現できるだろう)」と言う

仮説でしかありません。

ですから、そのやるべきことをしっかりやったにも関わらず、

結果が伴わないということもあるわけです。

違う言い方をすれば、

行動目標は達成したけど(やるべきことはやったけど)、

結果目標は達成できなかったということ。


本来であれば、結果が伴わなかった場合、

その原因をしっかりと探らなければいけません。


「やるべきことをしっかりやったにも関わらず

(行動目標は達成したにも関わらず)、

結果目標を実現できなかったのは、何が原因なのか?」と。


つまり仮説の検証です。

それによって仮説の精度を上げていけるわけです。


しかし、トップが「結果にこだわらない」と言っていると、

その検証して精度をあげていく大切な作業を、

無意識にメンバーが怠ってしまうのではないかと思うのです。

ひょっとするとトップ自身も知らず知らずのうちに、

怠ってしまうことになりかねません。


「結果目標は達成できなかったけど、

やるべきことはちゃんとやったんだからいいじゃん」という

意識がどっかに働いてしまうのではないでしょうか。


実際に、私がリーダーとを務めていたチームでも、

そんな雰囲気がありました。


思うような結果が出せなかった(=結果目標が達成できなかった)ときに、

「悔しい!次は絶対に結果を出そう!」と言っているトップの元で、

次にどうしたらいいのか、を考える場合と、

「結果にはこだわらない、

とにかくやるべきことをやろう」と言っているトップの元で、

次にどうしたらいいのか、を考える場合とでは、

どうしても、その深さや広さに差が、

出てしまうのではないかとか思うのです。


もちろん、結果にこだわるトップの元での方が、

メンバーは深く、広く考えます。


こう考えても、やっぱり、組織を変革して行く上で、

業績(結果)を出し続けて行くことが、一番大切な要素だと言う、

日本マクドナルドの原田社長の言うことは説得力があります。


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