大事なのは「根拠のある安売り」
安く売るには、理由(わけ)がいる。
2月2日に放送された「カンブリア宮殿」から。
ゲストは、北海道でコンビニエンス・ストアを展開するセイコーマート
会長 赤尾 昭彦(あかお・あきひこ)氏
北海道では、コンビニと言えば、「セイコーマート」と言うほど、
北海道に根付いたコンビニらしい。
人気の理由の一つは、「安い」ということ。
通常コンビニと言えば、定価販売が主流のところをセイコーマートは、
スーパー並みに安い商品を豊富にそろえています。
赤尾会長が、番組の中で言っていたこと。
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将来、生き延びるためにはという目標がありますね。
そうするとね、安売り競争になると。
安売り競争で、一番得手なものは何なのかというと、地場のものだと。
とことんそれはね、自分たちでもってね、
安くできる仕組みを作っておこうと。
で、いくらね、世界の大手が入ってきても、地場のものまでね、
手を出せないだろうと。
それと、地場のものはな、原料の量が少ないから、その大手のね、
巨大な小売業がね、扱えないですね。
だから、そこは自分たちでやろうと、
そして世界から入ってくる量の多いものはね、
世界からね、コンテナでもって自分たちで持ってくると。
その組み合わせによってですね、将来の安さをですね、
本当に安い時代がきたらですね、闘おうって、それは思ってます。
(以上)
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先日、デフレ経済下で、高級品を出す動きがあるという記事も書きましたが、
安いというのは、それはそれで消費者のニーズに合致しているわけです。
じゃあ、そのニーズに合致させるためといって、
単に安くすればいいか、と言うとそう言うわけではなく、
そこには「安くできる仕組み」がなければダメなのです。
そこを考えずに、そこを確立せずに安売りをするようでは、
絶対に企業として継続させていくことはできません。