大切なのはひたすらな顧客価値の視点
「大切なのは、常に考えて企画を出し続けること。
そして、その企画は、“顧客価値があるかどうか”の視点で
考えられたものでなければいけない」。
レンタルチェーンのツタヤ、Tカードを手掛ける
CCCカルチュア・コンビニエンス・クラブ 社長の
増田 宗昭(ますだ・むねあき)氏。
先日(12月22日)、「カンブリア宮殿」に出演し、
以下のことを語っていました。
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<増田氏の言葉>
よく「囲い込み」っていうじゃないですか。
囲い込まれたいお客さんっていますかね?いないでしょ。
だから、そのぉ、顧客管理とか囲い込みとかじゃなくてお客さんにとって
価値あるものかどうかってことだけを一番プライオリティのトップ、てっぺんに
置いてものごとを組み立てていく。
以上
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目指すのは、「世界一の企画会社」とのこと。
きっと社内ではかなり厳しく「企画」、「企画」と言っているだろうなぁと
勝手に想像してしまいました。
そして、さらに増田氏は、
「企画には“新しさ”は重視しない。大切なことは顧客価値の大きさだ」とも語ります。
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<増田氏の言葉>
ほとんどの物はそうじゃないですか。
iPhone、iPad、もちろん、新しい部分いっぱいあるけれども、
基本的には、いろんな技術集団が持っているリソース(資源)、
それを組み上げて顧客価値にコンバイン(結合)している。
そういう組み合わせ力を、それからそれをお客さんの目で見た時に
どれほど顧客価値が既存の物と差があるかという、
この差に価値があるべきで、創造力の価値ってのは、
そこにあるんじゃないですかね。
新しさじゃなくって、顧客価値の大きさが想像力だと思います。
以上
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とにかく軸はひたすら「お客様が喜ぶかどうか?」という顧客価値なんですね。
商売の基本ではあります。
これを体現するには共感力、観察力などの感性の力が必要になるででしょう。