コラム - リーダーのルール

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リーダーのルール

石破総理がもっと周りに感謝していたら・・・

9月7日、石破内閣総理大臣が、
緊急の記者会見を開き、
辞任を表明しました。

会見で総理は、
「米国との関税交渉に道筋がつき、
一つの区切りが見えた今こそが、
然るべきタイミング」
と明言し、後進に道を譲る決断をしたと説明。

さらに、「無用な党内分裂を避けたかった」
という政治状況への配慮も窺えました。

ただ、本音の部分は、「辞めたないねん!」
だとは思います・・・


陰謀論的な勝手な憶測ですが、
C国から石破総理を辞めさせないような工作も
あったのではないかと思ってしまったりします(^_^;)

だからこそ、参院選で惨敗しても
続投すると強気でいられていたのではないかと・・・



個人的には、石破氏が総理になる前は
そこそこ期待していたんです。

安全保障や地方創生に関する発言から
今までの政権ができなかったことを
敢行してもらえるのではないかと・・・

しかし、残念ながら、全くの期待外れに
終わってしまいました。

総理になるといろいろな方面から
圧力がかかるものなんでしょうか?
財●省とか、C国とか・・・

とこれまた陰謀論的発想(^_^;)

いずれにしろ次の総理になる方には、
様々な圧力に負けずに国民の期待に応える政治を
してもらいたいものです。

長期的にも短期的にも。



さて、その石破総理の側近中の側近である
赤沢経済再生担当大臣が、9月10日、
お昼のテレビ番組「大下容子ワイド!スクランブル」に、
出演して、石破総理の辞任に関し、
こんな発言をされていました。

赤沢大臣がアメリカ側との関税協議を終えて
6日に帰国した後、夕方に公邸で石破総理に
報告した際のことです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「総理の公邸で総理が部屋に入って来られて、
私、初めてなんですよ、
『赤沢君ありがとう』と言って
総理から握手を求められたんです。

妙にその時サバサバしておられて、
まあちょっと感じるものがありました」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

石破総理から初めて「ありがとう」の言葉とともに
握手を求められたとのこと。

赤沢大臣のこの発言をテレビで聞いたとき
思いました。

「石破さんって、人に感謝の言葉を
あまり言わない人だったんかなぁ」と。

そして、そんな人物に仕えてきた赤沢さん、
すごいな、と率直に思いました。


やはり組織のリーダーは、
リーダーシップを発揮するためにも
メンバーの人たちはじめ周りの人達への
感謝の気持ちを忘れてはいけないと思うのです。

戦国時代のように主君と家来の関係が絶対であれば、
感謝がなくても仕えること自体が
名誉だったのかもしれません。

しかし、今は戦国時代のように
主従の関係が明確ではありません。


メンバーの立場からしたら、
自分がしたことに対して感謝してくれるリーダーの方が
より良い感情も湧きやすいでしょうし、
より行動も促されるはずです。

「感謝しないこと」は必ず
どこかでその代償が伴ってくると思うのです。
(戦国時代であってもそうです、織田信長のように・・)


では、なぜ感謝の気持ちが湧かないのか?

私の持論ですが、
感謝が少ない人には共通点があります。

人が何かしてくれても、それを“当たり前”と
受け取ってしまうということです。

もう随分以前のことになりますが、
とあるコンサルタントの方から、
こんなことを教わったことがあります。


「“当たり前”という言葉は、
人に対して使ってはいけない。
“当たり前”という言葉は自分にしか
使ってはいけない言葉だ」と。

自分が人に対して何かすることがあったら、
それは当たり前のことと思う。

しかし、他者から何か
自分にしてくれることがあったら、
それは決して当たり前のことではないと受け取る。

当たり前と思ってしまうと、そこに感謝が
伴わなくなる、ということなのです。

例えば、家族が食事を作ってくれた、
としましょう。

そのときに、
「家事は、配偶者の役目だから、
妻/旦那が食事を作るのは、当たり前のことだ」
と考えているとしたら、感謝の気持ちがなくなります。

自分が奥さん/旦那さんのために食事を作ったときに
「私が、食事を作るのは、当たり前のこと」
というのはOKです。

ただ、相手に対して「こうしてくれるのは当たり前」
と思ってはいけない。


他にも、タクシーに乗って、目的地まで
無事に連れて行ってもらったとしましょう。

そのときに、
「こっちは、お金払っているんだから、
安全に連れて行くのは、当たり前だ!」
と思ってしまうと感謝の気持ちが湧きません。

お店で商品を購入したときでもそう。

食事を作ってもらうことも、
タクシーで安全に送り届けてもらうことも、
お店で商品が購入できることも
決して「当たり前」のことではない、
と捉える。


そうすれば、感謝の気持ちも
湧きやすくなるのではないでしょうか?。

あなたが上司の立場だとして、
部下が報告・連絡・相談をしてくるのも、
当たり前ではないと思ってみる。

そうすれば、ちょっとした報連相でも、
感謝の気持ちが湧いてくると思うのですが、
いかがでしょう。

もちろん、部下本人は、
「報・連・相は当たり前のことですから」って
言わなければいけません。

あなたが部下の立場だとして、
上司の方が色々と指導してくれるのを

「上司なんだからやって当たり前」と思わない。



あなたが、他の人からしてもらっていることで、
つい「当たり前」と思っていること、
もしも、もしもあったら、「当たり前」と思わず、
その人に、感謝の意を伝えてみるのはどうでしょう。

石破総理のように、「はじめて言われました」って
言われることを恐れずに・・・(^_^;)


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