コラム - 人材育成のルール

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人材育成のルール

今年の一字は「絆」、あなたの来年の一字は?

12月22日、23日の一泊二日で、とある大手メーカーの営業マン教育を行ってきました。


今回の教育は、7月に商談の基礎理論を学んでいただき、

その後の営業活動を経て、

さらなるレベルアップを図ろうという実践強化編という位置づけ。


今回のブログの本題ではありませんが、

多くの営業マンがこの半年間で、7月に学んだ理論やスキルを

しっかりと現場で実践していただけているのが分かり、

また、こちらが驚くほどにレベルアップしていただけていたのは、かなり嬉しかったです。


●あなたの来年の一字は?

で、本題です。

毎回、この会社の研修では、

最後に1分ほどで今後の取り組みを「自己宣言」として発表してもらっています。


今回は、年末ということもあり、取り組み事項と併せて、

来年の自分自身の『ありたい姿を象徴する一字』を決めて発表してもらいました。


ご存じの通り、今年の日本を象徴する一字は、「絆」でしたね。


一年を振り返って、どんな年だったかを一字で表わすのではなく、

来年の自分を象徴する一字を先に決めてしまおうということ。



そこで挙がったのには、次のようなものがありました。


「真」 お客様の真のニーズを引き出せる営業マンになる。
    そのために「なぜ?」という質問を意識して行なう。


「備」 常にお客様との商談を事前に想定して、万全な準備ができる営業マンになる。
    また商談だけでなく、社内の会議の備えもしっかりして
    的を射た発言ができるようになる。

「喜」 お客さまも自分自身も喜べるようにする。
    そのために、観察力と傾聴力、分析力を高める。

「魂」 気合を入れて、魂を入れて仕事に臨む自分になる。

「利」 2012年はちゃんと利益が出せる営業マンになりたい。
    (2011年は原価ギリギリが多かったので・・・)
    利益が出せる営業マンになって、「あいつは利口だ」と言われたい。

などなど・・・。


その中でも出色だったのが、

「捌」。


その心は・・・

「常に、てきぱきと仕事を捌いていける営業マンになりたい。

で、捌くという字は、手を抜くと別れになる。

お客様に手を抜かない営業マンになる」

とのこと。


これには参りました!


とても、そんな格言的なことを言いそうにない営業マンなんです!

そのギャップで、余計にびっくりしてしまいました。(Mさん、ごめん!)

これどこかで使わせてもらいます!

他にも紹介したいものがたくさんありましたが、この程度にさせていただきます。


発表にあたりホワイトボードには、私がこんな感じで書いておきました。

営業マンそれぞれの「来年の一字」だけでもご覧いただければと思います。



●ちなみに私の来年の一字は?

私の来年の一字は、これです。


「破」。


いろいろな意味で、今までの自分を破っていきたいと思っています。

今までと違う市場にアプローチしていきたいし、

今までと違った取り組みもしていきたいし、

過去最高の売上高も達成したいし・・・。


だからこその「破」です。


新しいことへの取り組みで言えば、「新」でもよかったんですが、

これはありきたりな感じですしね。


最高の売上高を達成するということで言えば、「抜」でもよかったんですが、

変な意味になるといけないんで、やめときました。


さあ、来年のありたい姿に向けて、頑張っていきましょう。

一年後、2012年を振返った時に、この一字がしっくりきているといいね!


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