コラム - 仕事のルール

work

仕事のルール

仕事を楽しくするために必要なこと

「楽しく仕事をしたい」

「仕事は楽しくやろう」

よく言われることです。


今週伺った企業さんでも、

「離職者を減らしたい。そのためにも、
 楽しく仕事をしてもらえるようにしたい」

という声をいただきました。


また、今週、新入社員を迎えるにあたって、
先輩社員の人たちへの教育を行った企業さんでも、

「自分たちも仕事は楽しくしたいし、
新入社員の人たちにも楽しく仕事をしてもらえるように
サポートしていきたい」、

という発言がありました。


「社員が楽しく仕事をする」
というのは企業にとって
大きな課題になっているようです。


では、どうしたら楽しく仕事が
できるようになるのでしょうか?


そこには、絶対に必要な条件があると思います。

なにか?


「苦労」


だと思っています。

仕事で、あまり「苦労」を感じない人もいますので、
別の言い方とするとしたら「努力」とか「工夫」
と言ってもいいでしょう。


極端な話ですが、「とにかく給料は払うから、
職場に来て何もしなくていいよ」
って言われて、時間を過ごしていても
全然面白くはないはずです。


「苦労」(「努力」、「工夫」)が必要。


ただし、問題は、その苦労の仕方です。


苦労の仕方によって、仕事は、
「辛い」ものになったり、
「楽しい」ものになったりします。


では、どんな苦労なら、仕事は楽しくなるのか?


次の3つの条件が整った苦労であれば、
仕事は楽しくなると思うのです。


①苦労のゴールが見えている

②一緒に苦労してくれる人がいる



例えば、残業続きで休みもないという苦しい状況が

「こんな状況がいつまで続くんだろう・・・」
というのと

「あと3か月頑張ればこの状況を抜け出せる」
というのとでは、同じ苦労をしていても、
全然違うはずです。


また、大変な仕事を一人で引き受けて、
誰も、一緒に考えてくれる人もいない、
誰も、一緒に行動してくれる人もいない、
というのでは、しんどいだけです。


そうではなく、仕事で苦労をしていても、
誰かと一緒に苦労をしている、と思えることで
仕事の楽しさは増していくのではないでしょうか。


更に言えば、一緒に苦労をしてくれている人がいる、
これがしっかりと認識できると、
「自分がここで頑張らなかったら、
他の人の苦労(努力)が水の泡になる」という
意識が生まれます。

この意識こそがチームワークにつながります。


あともう一つ付け加えるとしたら、
当たり前のことですけど、
仕事を行えるだけの技能が
備わっているということですね。

「この仕事は自分には無理・・・」
と思ってしまったら、楽しくはできないですから。


仕事を楽しくするために、
仕事を上手にやれるだけの技能があったうえで、

「期限ある苦労を、チームの一員としてしている」、

という感覚が必要なのだと思います。


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