人が仕事に楽しさを感じるとき・・・
私の自宅の近く(徒歩30秒ぐらい)に
よく行くカフェがあります。
1週間に1回は行ってます。
コーヒー1杯で3時間ぐらい居座って、
事務仕事をしているんで、カフェにとっては、
あまりいい客ではないかもしれません(^_^;)。
が、嫌な顔一つせず迎えてくれる
非常にありがたいお店です。
お礼の意味も込めてURLを貼らせてもらいます。
Sin Cafe:
https://sin-cafe2016.com/
実は、今もそのカフェに籠ってこのブログを
書いているところ。
で、先日、私がいつものように
カウンターに座りPCを打っていると、
ひとりの女性スタッフの方が、
ものすごい笑顔で話しかけてきたんです。
ちなみに、そのスタッフの方とも
馴染みになっていまして、
その時初めて話をするということではなく、
いつも笑顔で話しかけてくれています。
が、その時はいつにも増しての笑顔。
「宇井さん、聞いて聞いて!
この前、私が考えたモーニングのセット、
大好評なんですよ~。
お客さんが『ピザトーストのモーニングにするか、
エッグトーストのモーニングにするか』って、
悩んでたんです。
で、その姿を見て、閃いたの。
ピザもエッグも乗っているセットを作ったらどうか、って。
で、出してみたら、大ヒット!
新規のお客様も来るようになったし。
ほんと嬉しいわ!」
って。
ものすごく楽しそうに話してくれました。
ちなみに、その女性スタッフ、年齢は40代半ば、かな。
そのスタッフの姿を見ていて、
つくづく思いました。
人が仕事にやりがいを感じたり、
喜びや楽しさを感じるときというのは、
こういうときだなと。
『自分の考えたことが具現化して、
それによって人が喜んでいる姿を見たとき、
成果につながったとき』
もしも、このメニューが
スタッフ自身が考えたことではなく、
カフェのオーナーが考えたメニューだったら・・・
同じようにお客様が喜んでいる姿を見たとしても、
それほど、「嬉しい」とならないのではないでしょうか。
お客様の笑顔を見ること自体は嬉しいでしょう。
でも、自分が考えたことで
喜んでもらっている姿を見るほどには、
「嬉しい」とならないと思うんです。
売上が上がったとしても、
それはそれで嬉しいとは思うんですが、
やっぱり自分の発想・アイデアによって
成果が出たときの方が喜びが大きいはず。
組織にとって、
社員に仕事の喜びや楽しさを感じさせ、
力を引き出すうえですべきことは・・・
社員が自分の発想やアイデアを
言える場を作る、
そして、
その発想やアイデアを具現化する仕組みを作ることです。
(できれば、チームで具現化できるといい)
もちろん、様々な制約が組織にはありますから、
すべてのアイデアを具現化するなんてことは
できません。
が、少しでもいいんで、自分のアイデアを具現化し、
それによって人に良い影響を与える、
という体験を積み重ねさせてみる。
きっと、人の能力も、組織の風土も、仕事の成果も
大きく変わってくるでしょう。