コラム - 仕事のルール

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仕事のルール

成果=考え方×熱意×能力

先日、日大の悪質タックル問題で、
当事者の宮川選手本人、
内田前監督と井上コーチが
記者会見を行いました。


あなたは、
どう思われましたでしょうか?


冒頭でもお伝えした通り、
真相はまだ分からないままです。

当事者でもありませんし、
メディアからの情報だけで、
勝手な憶測で話はできませんが、
感じることは多々ありますね。


間違った考えは悪い結果を招くと
つくづく思います。


稲盛和夫氏の言葉に、

「成果=考え方×熱意×能力」

という言葉あります。


稲盛和夫氏のことはご存じかと思いますが、
京セラ・KDDIの創業者で、日本航空を
再建した実業家ですね。


あなたも、きっと
日々、仕事において高いレベルの成果を
出したいと奮闘努力されていると思います。


「別に仕事で、成果なんか出さなくてもいいや」
って思っていることはないはずです。


で、その成果は何で決まるかというと、

稲盛和夫氏曰く、
「考え方と熱意と能力の掛け算」って
ことなのです。


掛け算ですから、どれかが0(ゼロ)だと、
他がどれだけ高くでも、成果は0(ゼロ)に
なってしまいます。

さらに、稲盛和夫氏が言うには、
「熱意と能力は、0~100だが、
考え方は、-100~+100がある」
ということなのです。


今回の日大の悪質タックル問題で
考えると、

内田前監督や井上コーチの勝ちたいという
熱意は高かったと思います。


でも、考え方がマイナスだった。

「勝つためなら、反則をしてもいい」

「相手の選手が怪我をしたら儲けもの」

「選手は、おれの言うことを聞いていればいい。
 聞かない奴は使わない」

・・・

熱意が高い分、考え方のマイナスの高さと、
相まってマイナスが大きくなってしまったのでしょう。

監督やコーチの能力は分かりませんが、
ゼロではなかったと思います。

仮に60としておきましょう。

考え方(-100)×熱意(100)×能力(60)

成果は、マイナスですよね(-600,000)。

能力が0ならまだよかったのかもしれません。

もしくは能力がマイナスなら
プラスになるわけですが、稲盛氏曰く
「熱意と能力にマイナスはない」のです。

というように、どれだけ熱意や能力があっても、
考え方がマイナスだと、成果もマイナスになる。

考え方が最も大事なのだと、
稲盛和夫は言っています。


リーダーシップとは、
「メンバーに影響を与えて、
 メンバーに行動を促す力」です。

それで考えると、内田前監督のリーダーシップは、
高かったと思うんです。

反則をさせるだけの行動を
促しているわけですから。

でも、その促した行動が、
非道徳的・反社会的な行動であったら、
それはブラックなリーダーシップになってしまう。

裏社会の親分なんかも、
組員に行動を促す力でいえば、
相当高いリーダーシップを持っていると
言えるでしょう。

が、我々が求めるリーダーシップは、

「メンバーに良い影響を与え、
 そのチームにとっても、
 社会にとっても良い行動を
 メンバーに促す力」

なのだと思います。


あなたが、正しいリーダーシップを
発揮し、仕事でより高い成果を出すために、
「考え方」を一度チェックしてみましょう。


あなたが、
仕事で一番大切にしていることは
どんなことですか?

あなたにとって、
上司とは、部下とは、どんな存在でしょう?

あなたにとって、
働くとは、どういうことですか?


もちろん、考え方がプラスでも、
熱意と能力が低ければ、成果も低くなります。

今以上に高い成果を出していくために、
お互い、考え方、熱意、能力を高めていきましょう。


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