マインドスポーツで仕事力を上げる
以下、私の勝手な持論です。
「仕事ができる人は、麻雀がうまい」
私が英国駐在していた時、
日本人で集まってよく麻雀をしていました。
その時、感じていたんです。
「仕事ができる人ほど
麻雀がうまいもんなんだなぁ」と。
この私の勝手な持論が、
科学的に立証される時代が
来たのではないかと感じています。
マインドスポーツという分野が昨今、
注目を集めています。
「マインドスポーツ?なにそれ?」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
マインドスポーツとは、
ポーカー、麻雀、囲碁、将棋、
チェス、リバーシ(オセロ)など、
思考力を中心とするゲームを
競技として行うものです。
『いや、ポーカーや麻雀やオセロが
スポーツとは言えないだろう』と、
そんな声も聞こえてきそうですが、
れっきとした「スポーツ」らしいのです。
恐らく、スポーツの定義が
一般的に抱くイメージのスポーツとは
違うのでしょう。
偉そうに言ってますが、私も、
マインドスポーツという言葉、
つい最近まで知りませんでした。
何で知ったかというと、
2026年1月10日の日経MJの
『ポーカー世界大会2連覇・岡本詩菜さん、
メンタル整え戴冠』というタイトルの記事でした。
その記事に、
『米ラスベガスで開催された
ポーカーの世界選手権(WSOP)の
レディーストーナメントで、
日本人女性の岡本詩菜さんが
2024年に続いて2025年も2年連続で優勝した。
ポーカーはマインドスポーツとして
人気が高まりつつある』
と書いてあったのです。
その岡本さん曰く、
「(ポーカーは)戦略を考えるだけでは勝てない」
「勝つためにはメンタルを整える必要がある」
「メンタルを鍛えるためには
自己肯定感を高めることに重きを置いている」
とのこと。
マインドスポーツと言われるだけに、
やはりマインド、メンタルが
重要になってくるわけですね。
記事の中でも、
『運で負けるなんてと、
理不尽な気持ちになることがある。
それだけに、勝利をつかむ上では
戦略を磨くことはもちろん、
メンタルを整えていくことが欠かせない』
とも書いてありました。
ちなみに、2026年にはポーカーの国内リーグ戦が
スタートする予定らしいです。
こうしたマインドスポーツに求められる
能力として、
・戦略的思考力
・問題解決能力
・論理的思考力
・記憶力
そして、
・強靭なメンタル
があると言われています。
さらに、メタ認知能力というのも
求められるようです。
メタ認知能力とは、
「今の自分は焦っている」、「視野が狭くなっている」と、
自分の思考状態を一段上から
客観的に眺められる力ですね。
もう、完全にビジネスに求められる能力
と一緒じゃないですか!
特にメタ認知能力として、
自分自身を客観的に見られる力は、
ビジネスで本当に必要だと思っています。
ビジネスだけじゃなく人生に必要な能力と
いっても過言ではないです。
セクハラ、パワハラ等、
このメタ認知能力が低くて、
自分自身を客観視できないから
起こってしまっているのではないかと。
人に対する説明、プレゼンテーションもしかり。
自分自身を客観的にみられていないと、
つい自分のペースで話を進めてしまって、
何も伝わってないなんてこともあり得ます。
自分をメタ認知能力で客観視できるか否か、
これは大きな違いだと思うのです。
マインドスポーツによって、
このようなビジネスに求められる力が
鍛えられるなら、
これを社員教育なりエンゲージメント向上なりに
取り入れる手もありなんじゃないかと思います。
例えば、
社員のエンゲージメントを高めるために、
社内ポーカー大会や社内麻雀大会を開催してみる。
できたらチーム対抗にして、
チームで戦略を考えたり、研究してスキルを高めたり、
マインドを鍛えたり、メンタルと整えるためのコツを
伝えあったり、
そんなことができても面白いのではないかと。
もちろん、ネガティブな面もあるでしょう。
勝てない人が
「やっぱりあの人、仕事ができないの分かるよね」
と後ろ指をさされたり、
「あの人とは同じチームになりたくない」といって
人間関係に亀裂が生じたり・・・
そのあたりをクリアするためにも
勝敗だけで順位を決めるのではなく、
どれだけ成長したか、
どれだけチーム内でコミュニケーションを取ったか、
等で社内での表彰をしていく仕組みを
作ってもいいかなと思いますが、
いかがでしょう?
こうしたちょっと風変わりな取り組みを
してみるのもありかもです。
きっと話題にもなるし・・・。
どこかの企業でやってみるところないですかねぇ。
こうした遊び心も大事な気がするのです。
最後に、このコラムを書くにあたり、
いろいろな新聞記事を検索していたのですが、
実際に、「洞察力を見極められる」として
採用活動にポーカーや麻雀を活用している企業が
あるという記事が出てきて驚きました。
(2025年3月29日日経MJ)
麻雀採用をしている企業では、
実際に学生と麻雀をプレーし、
採用かどうかを判断しているそうです。
その企業の社長さん曰く、
毎年3〜6人の新卒採用者のうち
1〜2人はマージャン採用者で、
「マージャン採用者は例外なく
トップ営業になっています」
とのことです。
例外なく!? 凄すぎます。
本当かよと思う反面、
やはり麻雀うまい人は仕事ができる、
という私の持論はあながち
間違ってなかったかなぁと
思うのであります。

