これからの働き方は『この指とまれ』
私が、会社勤めを辞めて
独立をしたのが2002年。
今から21年前。
独立した直後、とある教育機関から
「組織論について話をしてほしい」
という依頼を受け、講演会にて
お話をさせていただいたことがあります。
タイトル、確かこんな感じだったかと思います。
「未来型組織の在り方
~これからの会社組織はどうあるべきか?」
その時の資料、どこかにはあるはずなんですが、
どこにあるか全く分からない状態です。
多分、どこかのフロッピーディスクに
入っていると思います。
その講演のあらましをお伝えすると、
こんな感じです。
まぁ、若気の至りで、
好き勝手なこと言ってます・・・(^_^;)
・これからの会社組織は、
社員一人ひとりが「組織」という単位に
縛られずに働けるようになっていくだろう。
・組織に縛られない働き方とは、
たとえば・・・
一人の社員が、
社内の他のメンバーに向かって
こう投げかける。
「こんなことをやってみたい。
そのためのプロジェクト(PJ)チームを立ち上げる!
このPJの内容に興味があり、
一緒に進めたい人は集まってください」
・こうした投げかけに呼応して、
「一緒にやりたい」と手を挙げる人がいたら、
PJが正式に立ち上げり、スタートできる。
・こうした組織において
社員に必要な能力は
「発想力」・「企画力」。
・自分からの提案(呼びかけ)を他者が聞いて、
興味を持ってもらわなければいけない。
それなら一緒にやりたい、
と思ってもらえるだけの力が必要。
・そして、なにより「人間力」。
興味を持ってもらったとしても、
周りから「あの人とは一緒に仕事したくない」
となったらPJは立ち上げられない。
・また呼びかけに応じて、
「一緒にやりたい」という側には、
「この人をPJに入れたら力になってくれる」と
感じさせられるだけの人間性と能力が
備わっていなければならなくなる。
・さらには、提案した人は、
そのPJのリーダーになるだろうから、
PJチームの活動を促進させる
ファシリテーション能力やコミュニケーション力、
リーダーシップも必要になる。
・こんな組織で働こうとすると、
自由に自分のやりたいことを
提案してやれる嬉しさ・楽しさは出てくるだろう。
・しかし、よりシビアに能力が
求められる厳しい面もある。
・100%こんな会社組織にするのは難しいだろう。
が、組織の役割と責任を越えて、
自分の企画した案に「この指とまれ」と発信し、
PJ形式で自分の想いを
形にできる組織が出てくるはず。
・ひょっとすると、
社内にだけ発信するのではなく、
社会全般に発信して、
やりたいことに賛同してくれる人を
募って仕事を進める社会になるかもしれない。
まぁ、ざっくりこんな感じでした。
で、21年後の2023年の現在、
コロナを契機にして
「オンラインでのミーティング」が
一般的になった結果、
より私が提唱した「働き方」が
実現しやすくなっているのではないかと思うのです。
事実、社内組織ではありませんが、
私が今、参加している勉強会がありまして・・・
その勉強会で、
私が20数年前に提唱した労働形態が
形になっていたりするのです。
勉強会には、
同じコンサルタント・講師のメンバーが
50名ほど参加しています。
先日、私がこのメンバーの中の2人に
声を掛けさせてもらいました。
「こんなコンサルティングを商品化したいと
思っているんだけど、一緒に作っていきませんか?
それでクライアント企業さんの成果アップに
今以上に貢献できるようにしていきませんか?」
と。
その2人の方からは、
「ぜひ、やりましょう!」と快諾を受けて、
現在、一緒にPJを進めているところです。
なお、その2人の方とは、
オンラインで話をしたことがあるだけで
今のところ実際に
お会いしたことがありません。
昨日の夜も、オンラインで
打ち合わせをしておりました。
私が名古屋、一人が九州、
もう一人が東京です。
こうしたことができる時代になったんだと
改めて感じております。
商品化できたら、
また改めてこのメルマガでも
紹介させていただきます。
私が勝手に妄想した未来の働き方、
いかがでしょう?
もちろん、しっかりと日常業務も
こなしていきながら、
それプラスαで「この指とまれ」と言って
PJが立ち上げられる、
そんな組織が出てくるのではないか、
そんなふうに考えていました。
が、今のところは、
あまり「出てきてない」ですね(^_^;)