コラム - 組織のルール

organizational

組織のルール

仕事で幸せを感じるためのキーワード

多くの社長さんがこう思っています。

「社員を幸せにしたい」と。

社員さんは社員さんでこう思っています。

「もっと働く喜びを感じたい」と。

社員さんが働くことに幸せを感じ、
喜びを感じるには何が必要なのでしょう?

私は、こう考えています。
(これはChatGPTの答えにはありません)

「自分の考えたことや自分のアイデアを表に出せて、
その発想・アイデアを具現化する」

これができると人は「働くことに幸せ」を
感じると考えています。

そして、その具現化されたことで、
誰か(特に企業で言えば“お客様”)が

喜んでくれているのが分かり、



組織としての成果(例えば売上や利益)に

つながったことが分かると、

それが「働く喜び」になるのだろうと思います。



「発想」⇒「具現化」⇒「人の喜び」⇒「成果」



これが揃うと幸せを感じ、

喜びを感じると思うのです。



しかし、この流れに一つ忘れてはいけない

概念があります。





それは、



「自由」。


どれだけ自分のアイデアを出せていても、
それが他者からの強制であっては
幸せではありません。

どれだけ具現化していても、
それが制度で強制されたものではNGです。

そこにはやらされ感があるだけ・・・。

「改善のアイデアを毎月必ず1個以上出しなさい」
と言われた瞬間から自由ではなくなる、
と言っても過言ではありません。

強制で出したアイデアを強制で具現化したことで、
人が喜んでいれば、働く喜びは感じるかもしれません。

しかし、幸せかというと、
それはどうなんでしょうか。


「自由に自分の考えていることが周りに伝えられ、
自由にその考えたことを具現化できる」、
これが幸せに働けていることだと思うのです。

「自由」であること、
これが重要なキーワード。


自由であることに幸せを感じるのは、

会社組織だけではなく、

一般社会でも同じですよね。



独裁国家の国民が幸せかと言えば、

どうなんでしょう?



やはり、自由であることこそが

人間が求める本来の姿

なのではないかと思うのです。



人間が本来求める姿が

会社組織の中でも体現できれば幸せなはず。



会社組織でも一般社会でも、

「これをしてはダメ、あれもダメ」

と自由を拘束されてしまうと

幸せ感は減少していくでしょう。



もちろん、なんでもかんでも「自由」に

できないのは、会社組織も社会生活でも一緒です。



組織の中で言えば、

自分に与えられた「責任と権限」の範疇において、

自由に発想でき、自由に行動できる、

これが幸せを感じさせる第一歩だろうと思います。



だいたい、離職率が高い会社は、

社員が自由に発言できない、

上司もしくは社長が強権的で、

社員の発言に対しては、何を言っても否定的で、

社員の自由がないって傾向があります。



まぁ、私が知る限りの

狭い範疇ではありますが・・・。



自由な発想、自由な行動、

そのうえで、人を喜ばせられ、成果に繋がれば、

働く喜びを感じられのだと思います。



以下、参考までですが・・・



1月26日のテレビ東京「カンブリア宮殿」に

出ていたマミーマートの岩崎 裕文社長も

番組の中でこうおっしゃっていました。



小池栄子:「経営者としてよかったなと思う時は?」



岩崎社長:「一番は、従業員ですね。

           従業員が、「この会社にいて良かった」

                  とか「仕事が楽しい」だとか、

                  そんな風に言ってくれる時が一番ですね。

                   なかなか簡単ではないですけど。」



小池栄子: 「どうやって従業員の気持ちを高めるんですか?」



岩崎社長:「あぁ、これ難しいところですね。

                   あのぉ、一番は結果が出ることなんですよ、実は。

                   結果が出て、自信を持つ、

                   そうすると「また頑張りたい」というのが

                    ありましてですね、

                    僕がなだめすかしているよりも、

                    そっちの方が、よっぽど効いてですね。

                    小売業やっていると、

                    自分がやったことがお客さんに

                    受け入れられて、数字が上がる、

                    これが喜びなんですよね。

                    これが一番のやる気の源泉だと思います」



同じく昨年12月22日の「カンブリア宮殿」に

出てきたドミノピザの

代表取締役 ジョシュ・キリムニック氏は

こう語っていました。



『いつでもだれでもアイデアを出すのは当たり前。

それをスタッフに促すために、

率先して私自身がアイデアを出すようにしています。

時にはダメなアイデアも出しますが、

その姿勢が大事なんです。



最近では、みんなでどんどんアイデアを

出すようになりました。



こうやってアイデアが出るときが、

実は会社が成長するときなんです。』



『皆が持っているアイデアを形にしたら、

注文が8倍以上に増えたんです。



自分が「ドミノを変えた」という経験をして、

みんな喜んでいました。



私がやったことは、彼らの「できない」という

思い込みをなくしただけです。』





自由に発想でき、自由に発言でき、

自由にアイデアを具現化できる、



これが幸せの源泉。



そして、



それによって他者を喜ばせ、成果につなげる、



これが働く喜びの源泉であり、

やる気の源泉



だろうと思うのです。


この記事をシェアする

カテゴリーに関連するおすすめ記事

この記事のカテゴリー から関連する記事を表示しています。

ハッシュタグに関連するおすすめ記事

この記事のハッシュタグに関連する記事が見つかりませんでした。

経営課題を共に解決。

社内研修/コンサルティング依頼や
その他経営に関する様々なご相談は、
以下のお問い合わせフォームから
お気軽にご連絡ください。

お問い合わせ