祝イチロー記録達成!「無理と言われても、目標を達成するには・・・」
15日、メジャーリーガーのイチローが、
日米通算4257安打を達成し、
ピート・ローズの持つメジャー記録の
4256安打を抜きました。
あくまでも参考記録ではありますが、
とんでもない偉業で、
本当にスゴいことだと思います。
世界一ヒットをたくさん打っている
わけですからね。
周りの環境がどうあれ、
それに影響されることなく、
常に、自分の最高のパフォーマンスを
発揮しようと努力し、結果を残していく。
まさにこれこそ「真のプロ」。
仕事の分野は違いますが、
イチローは、私にとって、
「プロ」としての理想像なのです。
そのイチローが、記録達成に当たり、
こんなことを語っていました。
(6月17日日本経済新聞スポーツ欄より)
『僕は子どものころから
人に笑われてきたことを
常に達成してきているという自負がある。
小学生のとき、近所の人から、
「あいつはプロ野球選手にでもなるのか」
といつも笑われた。
アメリカに行くときも
「首位打者になってみたい」と言ったら、
そんなときも笑われた。
常に人に笑われてきた歴史、
悔しい歴史が僕の中にあって、
これからもそれを達成していきたい』
くぅ~、しびれますね。
なんなんだ、このカッコよさは!!
目標や夢や野望を人に語ると、
たいていは「そんなの無理だよ」って
言われ、笑われる。
その夢や目標が、大きければ、なおさら。
イチローも実際にそうだったわけです。
「プロ野球選手にでもなるのか。
そんなの無理だろ、ははは!」って。
いわゆるドリームキラーってやつですね。
それをはねのけてイチローは、
プロ野球選手になったわけですし、
メジャーでも、首位打者を獲ったわけです。
笑われたことを一つ一つはねのけ結果を出してきた。
そこがイチローの普通と違うところ
なのかもしれません。
普通の人は、人から「無理だよ」って言われると、
表面上は、「なに言ってんだ!やってやるよ!」
って言いながら、心のどこかで、
「確かにな~、そうだよな、自分には無理かもな」
と思ってしまうわけです。
しかも、
「無理だよ、やめておきなよ」っていう人が
自分よりも経験豊富な人だったり、
自分のことを親身になって思ってくれる人
だったりしたら、なおさらです。
そうなると、どうなるか?
努力をすることができなくなるのです。
では、どうしたらいいのでしょう?
選択肢は4つくらいあるでしょうか。
一つ目は、
イチローのように人に無理だよ、って
言われて、笑われても、
自分自身をとことん信じて、努力をし続ける。
二つ目は、
ドリームキラーを近づけない。
でも、これは、なかなか難しいです。
こうした人たちは、決して自分が、
人の夢や目標を潰そうとは思っていません。
本当に親身になってくれていたりするわけです。
なかなか近づけないようにするのは難しい。
ちなみに、一説では、
子どもにとって、最もドリームキラーに
なりやすいのは、「親」や「学校の先生」
だって言われるくらいですから。
三つ目は、
自分の夢や目標を一切語らず、
自分だけの心にしまって、努力を続ける。
最後の四つ目は、
ドリームキラーの逆の人を見つける。
目標を語ったときに、
「できるよ、それ!」って言ってくれる人。
実は、この四つ目の効果は、
先日、私がものすごく実感したところなのです。
私が、
「あと5年以内に、○○にオフィスを構えたいなぁ」
って話したら、
「できるよ、それ!宇井さんなら叶う!
実現できるよ!」って
すごく真面目に真剣に言ってくれた人がいたんです。
正直、自分自身でも、かなり飛躍した目標で、
半分冗談で言ったようなもんだったんですが・・・(^_^;)
でも、なんかそういわれると、
何となく実現できそうな気に
なってくるから不思議なものです。
そうなれば、
『じゃあ、具体的にどうしたらいいんだ?』
って発想につながるわけで・・・
「そのためには、まず、自分が動いて
稼いでいるようでは、なんともならんな・・・。
人に仕事を振っていくぐらいにしないと・・・
そのためには・・・」って。
私の場合は、三つ目の人に一切語らないってのは、
ほとほと無理なんで、やっぱり四つ目の
「できるよ」って言ってくれる人を見つける、
ってのが合っている気がします。
ということで、私も人のドリームキラーになることなく、
真のドリームサポーターになっていきたいものだと、
イチローの記録達成の記事を読みながら、
感慨にふけっていたのでした・・・。