コラム - 人材育成のルール

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人材育成のルール

『Work』の本当の意味を知れば、仕事が変わる!

早いもので、3月です。

ということは、来月は4月。

4月ということは、世の中、新年度で、

多くの企業で、新入社員を受け入れることでしょう。


ということで、今回は、新入社員向けに

話ができるネタをお届けしたいと思います。


この時期、それほど多くはありませんが、

新入社員研修をいくつかの企業から依頼をいただき、

講師をさせていただいています。


新入社員研修でちょくちょく話しているネタです。


新入社員研修を担当される方も

いらっしゃっると思いますので、

参考になれば嬉しいです。


ここから本題。


私ごとですが、30年ほど前のこと、

それなりに英語を勉強していました。

その当時、読んだ本で、

こんなタイトルの本があったんです。


「12の基本動詞で英会話はペラペラ」。


この題名だったかどうか、

あまり自信はありませんが、

まぁ、こんな感じの本でした。


手っ取り早く、小手先のテクニックで

英会話ができるようになろう、

ってな感じのタイトルですが、

内容はかなり深く、

今でも記憶に残っていることが

多々あります。


その本の趣旨は、次のようなものでした。


『中学英語レベルの基本動詞の

本当の意味を理解すれば、

英会話なんて簡単にできるようになる』。


中学レベルの基本的な動詞というと、

have、make、give、take、get、workあたりですね。


ちなみに、著者が言うには、

こうした基本的な動詞の本当の意味を

日本の英語教育では教えていないから、

日本人は、英語能力が低いんだってことでした。


例えば、have。

haveの本当の意味って何でしょう。

日本語に訳すときは、大抵「持つ」となりますよね。

著者曰く、「持つ」と訳すから、

英語ができなくなる、というのです。


「持つ」と覚えるのではなく、

have本来の意味(概念)は、

「何かに何かがプラスされている状態」ってこと。

これを理解すれば、haveを自由自在に使えるってわけです。


「いい時間を過ごした」を英訳すれば、

I had a good time.

となりますが、

これは、「私」に「いい時間」がプラスされた状態ってことなんです。

過ごすという英語が出てこなくても、

haveの本来の概念を知っていれば、

これぐらいのことは簡単に口から出てくるのです。


では、workの本来の意味はなにか?

日本語に訳すと「働く」が一般的ですよね。

workという英語の単語が本来持っている概念は

「そのものが本来もっている機能(力)を発揮している状態」

なのです。


例えば、次の日本語を「work」を使って、英訳するとしたら・・・?


「この冷蔵庫は故障している」


これは、

This refrigerator does not work.

で通じるんです。


実際、私も使ってみましたが、十分通じました。


冷蔵庫が本来持っている「冷やして保存する」

という力が発揮できていない状態という意味を作ればいいんですね。

「work」するとは、自分自身が本来持っている機能(能力)を

発揮するということなんです。


我々は、誰しても一人ひとり違った機能・能力を持っています。

他の人にはない、その人が本来持っている機能・能力を

発揮してこそ、「Work」していることになるんです。


こんなふうに考えてみると、ちょっと違った観点で働くことが

できるようになると思うんですが、いかがでしょう?


"Work hard"でいきましょう!


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